河北張家口市の申利清さん 不当に裁判される
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 【明慧日本2018年8月19日】(河北省=明慧記者)2018年8月1日午前9時、河北省張口市宣化区の裁判所は法輪功学習者の申利清さんに、不当な法廷尋問を行った。弁護士は法律や道徳、修煉の観点から、無罪の弁護を行った。

 今回、第12回の開廷で裁判を行った。当事者である申利清さんは北京の弁護士と親族など十数名に、傍聴者として主席してくれるよう前もって頼んでいた。9時35分に開廷し、まず、弁護士は裁判長に、裁判中に手錠を嵌めさせられているのは不当であると主張し、申利清さんの手錠を外すように申し立てた。司法警察の女性警官は裁判長からの口頭の指示に従って、手錠を外した。

 検察官は申利清さんの起訴状を読み上げた後、申利清さんは「私は、世間の人々に法輪功が迫害されている真相を説明し、真相を伝えるための小冊子を配っただけです。法輪功は、真・善・忍に基づいて良い人になるように教えています。トラブルが生じた時は、まず相手の事を考慮します。さらに、法輪功の功法を学べば、丈夫で健康な身体になれますし、家庭も円満になり、社会に対して危害を及ぼすことなど全くありません。ましてや、国の法律の実施を破壊することなどありえません。良い人になり、どこにいても相手の事をまず考えるように、という教えのどこがまともではないと言うのですか? それに、現在の国の法律のどこに、法輪功が邪教であると定められているのでしょうか?」と訴えた。

 この時さらに、弁護士は次のように指摘した。「現在、国家の定める14種類の邪教の中に法輪功は含まれていません。1999年に江沢民が法輪功の書籍と印刷物の印刷と出版の禁止令を出しました。しかし、国家中央出版機構によって、2011年3月1日付けの50号令で、第99条と第100条の江沢民の出した禁止令を廃止しています。よって、法輪功学習者が保有している法輪功の書籍と功法を教えるCDや資料は違法ではありません。検察官が当事者である申利清さんに対して、刑法300条の『邪教組織を利用した法律の実施の破壊罪』と主張するのは不当であり、このような罪名は成立しないので、当事者を無罪放免にすべきです」と堂々と国の違法性を上げて、弁護した。

 弁護士は事件記録記載のために、弁護関係の書類2部を法廷側に手渡した。

 張弁護士は、法律、道徳、修煉などの角度から見ても、多方面において無罪とするべきであり、これらの多くの証拠があること道理の観点からも弁護した。

 申利清さんと弁護士は互いに補足し合いながら弁護をする中で、裁判担当者は静かに見守り、検察庁の検察官の楊玉薇だけがこじつけの弁解を続けた。最後に申利清さんと弁護士は共に申利清さんの無条件での釈放を要求した。11時30分に裁判長は休廷を告げ、3日後に再び合議することとなった。

 張家口市宣化区の法輪功学習者の申利清さんは、2018年3月29日、迫害の真相を説明する活動を行っていた時に密告され、宣化区南関派出所の警官によって強制的に連行され、家宅捜査を受けた上、10日間拘束された。2018年4月7日、宣化区南関派出所の警官は申利清さんの家族に、申利清さんは刑事事件で張家口市の拘置所に拘禁されていることを知らせた。

 実際のところ、法輪功を修煉して、真・善・忍に基づいて良い人になれば、家庭や社会に利益をもたらし、社会における人々のモラルも高めることができるので、合法であるだけでなく、讃えられるべきである。法輪功学習者を捕まえたり、起訴したり、法廷で尋問したりすべきではない。学習者の固い信念で真相をはっきり伝えることは、被害者の立場からも、正義感を求める社会の人々の助けにもなっており、社会の良知を守ることにもなるので、これらの観点からしても当然憲法と法律の保護を受けるべきである。

 それなのに、中国共産党の江沢民集団は、真・善・忍を修める法輪功学習者を迫害し、あらゆる物事の善悪や社会の道徳を腐敗堕落させ、同時に中国の法制度の秩序を搔き乱した張本人である。このことは中国社会に計り知れない損失をもたらた。現在の中国からは、嘘・悪・闘が到るところにはびこり、道徳観念を喪失させ、汚職行為が当たり前のように見られ、はびこっている。これはすべての中国人が迫害されているに等しいのではないか! よく考えてみてほしい。これでは良い人になりたくても、なれないのではないか。良い人になると迫害されてしまうからだ。真実を伝えれば迫害に遭う社会など、とても恐い社会ではないか! 子供たちの生活の場が、このような社会であってはならないと誰でも思うのではないか!!

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/6/372097.html)
 
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