元中学校教師 身体検査で不合格でも拘禁される
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 【明慧日本2018年9月16日】山東省沂水(ぎすい)県の法輪功学習者・孫興利さん(68)は連行され、拘禁されて、家宅捜索を受けた。2018年5月17日、孫さんは懲役3年の実刑判決を宣告されたが、刑務所の入所の身体検査で不合格になって帰宅した。しかし、7月17日、警官は孫さんを刑務所に送るため、再び県の病院に孫さんを連れて行き、身体検査を強要した。また不合格になったが、孫さんは県の留置場に送られた。

 現在、留置場の迫害で孫さんは歩けなくなっているという。

 孫さんは崔家峪中学校のピアノの先生だった。1996年のある日、当時46歳の孫さんは突然、息苦しくなり横になりたくてもなれなかった。病院の検査で肺に4~5センチの腫瘍が見つかった。しかし、法輪功を学んで、孫さんは正常に呼吸ができるようになり、よく眠れ、健康な体になった。孫さんは「真・善・忍」に従って自分に厳しく要求し、道徳心を向上させ、名利にとらわれなくなった。

 しかし、法輪功を学び続けているため、孫さんは2017年5月23日、県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)、610弁公室、派出所の警官らに連行されて、家宅捜索をされ、数箱のDVDディスクを押収された。翌朝2時、健康状態が悪化した孫さんは解放された。

 その後、派出所の所長は警官を率いては、数回も孫さんの家に行き、脅して5000元の保釈金の支払いを強要した。ある日、警官らは孫さんの手を掴んで、無理やり色々な書類に押印させた。その後、検察庁から電話がかかってきて、孫さんに「あなたの案件はここにある。検察庁に来なさい」と告げた。

 2017年12月20日、警官はまた孫さんの家に行ったが、家に孫さんの妻しかいなかったため、「また明日、来る」と警官は言った。妻は警官に「うちの息子は、江沢民が引き起こした法輪功迫害で死亡した。あなた達は私たちをどこまで苦しめるのですか!」と問い詰めた。

 12月25日、警官らは建物管理者を名乗って、孫さんの家に侵入した。警官は「これは610弁公室の命令で、俺らは任務を遂行するだけだ。俺らのいうことを聞かなければ、手を出すしかない!」と言って、孫さんを強制的に連行した。

 2018年3月、県の検察庁の人が孫さんの家に行き、孫さんに対する起訴処分通知書を置いた。

 5月3日、県の裁判所は孫さんに対して不当に開廷をした。法廷で孫さんは自己弁護した。

 5月22日朝9時、裁判所は孫さんといわゆる「面談」をし、孫さんに懲役3年の実刑判決を宣告した。そして孫さんを留置場に送ったが、入所の際の身体検査で不合格だった。留置場側が孫さんの入所を拒んだため、午後6時に孫さんは帰宅した。

 7月17日、警官は孫さんを派出所に呼び出した。孫さんは再び、強制的に身体検査をされられたが、不合格だった。しかし、孫さんは帰宅させてもらえず、留置場に送られて拘禁された。

 8月17日、警官は「孫興利に身体検査を受けさせる」と言って、孫さんの家族を臨沂医学専属病院に呼びつけた。孫さんは手かせ足かせをつけられたまま、人に抱えられて車から車いすに移される姿を家族は目の当たりにした。孫さんは2人の専門医によって身体検査をされた後、家族は2000元の検査費を請求された。

 孫さんが検査を受けている間、目を閉じたままだったため、家族はとても心配しているという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/25/372885.html)
 
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