文/中国の大法弟子 浄晶
【明慧日本2019年7月29日】私は法輪功を学び始めてから20年が経ちました。この20年間、迫害の真相を伝えて停止を呼びかける中で、多くの大法の奇跡を体験できました。
迫害者が病気で倒れた
2005年9月、私は洗脳班まで連行されました。翌日の午前中、頭に迫害停止の一念が生じました。当時は、その念が出た意味がよく分からなかったので、そこでは酷く迫害されました。
私が絶食していた間、懲罰として結跏趺坐を要求されました。つまり、午前中に女性式の結跏趺坐(右足が先、左足が後)を3時間して、午後からは男性式の結跏趺坐(左足が先、右足が後)が3時間でした。
午前中の結跏趺坐の時、1人の女性が片方の足を私のお腹まで伸ばして、結跏趺坐の足の上にのせました。私は全然動けませんでした。彼女は椅子の背もたれにもたれて、とても楽しそうに見えました。私の周りでは、4、5人が絶えず大法を誹謗する言葉を発していました。でも何を言ったのかを全然気にしませんでした。
午後になると、男性式の結跏趺坐に変わりました。また午前中の女性から1人の男性に変わって、同じように結跏趺坐をしている足の上に、足をおいて押さえました。同じように3時間でした。
午前中と午後の結跏趺坐が終わって、私は何もなかったように普通に歩きました。彼らは驚き、私の功力が高いと思っていました。
1週間後、私が結跏趺坐をした時に足を押さえた女性が「あなたは座禅する時、足は痛くないのですか?」と聞きました。「普段は1時間しか座らないのですが、その日は『業力をあなたの足を通して全部あなたに渡す』と一念を発しました」と答えました。彼女は顔色が急に変わって、どこかへ行きました。
突然、私が結跏趺坐をした時に足を押さえた男性も現れました。「体調はどうですか?」と他の人に聞かれました。なるほど、この1週間彼らがいなかったのは、病気で倒れたのだと私はやっと分かりました。
その時、私はなぜ迫害停止の一念が生じたのかがやっと分かりました。大法弟子はみな衆生を救い済度し、法を実証する使命を持ってこの世に来たのです。これこそ師父が、私に迫害停止を実証させてくださったのではないかと悟ることができました。表面では、迫害者は大法弟子を迫害しているように見えますが、実際には彼らも中国共産党に脅かされて、自分自身を迫害しているのです。
師父は、私たちに教えてくださいました。「大法弟子は正念が強く、恐れる心がない情況下で、正念をもって逆に悪事を働く者を懲罰することができます。悪徳の警官がスタンガンを使っていても、または悪人が薬物を投与して大法弟子を迫害していても、正念を用いて、暴行を加える者の身に電流と薬物が流れていくようにすることができます。掌を立てても立てなくても、正念が出れば、これを成し遂げることができます」 [1]
ですから、私は私を迫害した警官のことをいつも思っています。彼らに真相を理解してもらうために、とても苦労をしました。そして今でも、できる限りのことをやっています。この迫害が一日も早く終わることを願っています。
大法は大法弟子に威力を賦与している
師父は「実はこのとき、大法弟子が神の事を行うのはどうしても必要なことであり、なぜならば、大法弟子の個人修煉は既に第一義の問題ではなく、法を正す中で衆生を救い済度し、大穹を新たに組み立てることこそが目的だからです」 [2]と説かれました。
2011年のある日、私は迫害されて自由を失いました。発正念をして師父に「うまく保存できていない資料や、ベッドの上に置いたままの大法の資料を守りたいです」とお願いしました。
後に、母がその日のことを教えてくれました。当時警官が家に押し入り、直接資料を置いている部屋に向かっていきました。警官が来る前に、普段は一度も私の部屋で寝たことのない6歳の姪が、どうしても私の部屋で寝たいと言って、部屋に入りました。ちょうど横になったところで、警官が来たことが分かったので、一袋の資料を布団の中へ引っ張って、資料を守ることができました。
留置場にいたとき、私はまた発正念で師父に「この悪い警官が私を審問できないように、彼の頭の中で何も思い出させないように」と願いました。すると、私を審問しようとした警官が私の前を何回も行ったり来たりしながら「何の法術が使われたか? 私の頭はどうなったのか?」と言いました。まもなく、彼は離れて行きました。
私は引き続き発正念で「今日は自分を審問させないように、私は家族の者が迎えに来るのを待ちます」と師父にお願いました。まもなくして1人の警官が来ました。彼が私の目の前に来ると直ぐに誰かに呼ばれて行ってしまいました。その後、また2人の警官が来ましたが、同じように誰かに呼ばれて行ってしまいました。一晩中、誰も私を審問することができませんでした。翌日には家に帰りました。
弟子に神の威力を賦与してくださったことに師父に感謝いたします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「正念をもって悪事を制止する」
[2] 李洪志師父の著作:『各地での説法七』「米国西部国際法会での説法」