残酷な迫害の歳月を乗り越えた同級生達
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年7月23日】

 一、自分の歩む道が順風満帆の同級生

 2002年、中国共産党の江沢民集団が法輪功にもっとも残虐な迫害をしていた時期に、ある会社の警備部門に勤める同級生は、私が法輪功を煉功することで会社に減給され、最後に除名された事を聞いて、何度も電話で事情を聞いてくれました。彼は私の勤める会社のやり方が、法律上の根拠がなく、上司が私憤を晴らしているだけだと言いました。そして、道理に基づいて交渉して、仕事を取り戻しなさいと提案してくれました。

 江沢民のたった1票の否決で、多くの上層部の幹部達に大法弟子を迫害する道を歩ませてしまいました。地元公安局国内保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の者が同級生の会社にやって来て、会社の法輪功学習者たちの人数を統計するようにと指示した時、彼は「ここにはいません」と答えました。

 一度、公安局国内保衛部門の者が統計表を持って、彼の事務室にやって来ました。彼は笑顔で「ここにはいません、いませんでした」と、きっぱりと否定しました。公安局の人員が帰ってから、彼は自分の向かい側に座っている新しく転勤して来たこの同僚が、以前に法輪功の煉功場の義務補導員で、公安局国内保衛部門のいわゆる重要人物であることを思い出しました。

 同級生は大法に対して、ずっと正しい認識を持っているため、彼の出世の道は順風満帆でした。彼自身の言葉で言うと、学歴も高くなければ、コネもない僕がここまで昇進できたのは、実に意外なことだと言うのです。

 二、ずっと『轉法輪』を大事にしていた同級生

 2010年、私は地方に出張した際に、久しぶりに同級生と出会いました。会うと、彼女はとても暖かく迎えてくれました。彼女は車で私を仕事場に送り、ごちそうもしてくれました。法輪功が迫害されたことに言及すると、彼女は「以前、あなたが送ってくれた『轉法輪』をずっと大事にしていますよ。時間があれば開いて、読んでいます。真・善・忍ってなんて素晴らしいことなんでしょう。煉功をしなくても、本を読むだけで、心が落ち着きます。法輪功は健康にも、仕事にも、処世にも、すべて良いことなのに、どうして政府が弾圧するのか、とても理解ができません」と言いました。

 彼女の言葉を聞いて、私は涙が出そうになりました。1999年以前に、彼女に『轉法輪』を郵送したことも覚えていませんでした。1999年、江沢民が大法を弾圧し、師父を誹謗中傷した当時、まずやったのは本を処分することでした。当時、多くの人はこっそり本を燃やしていましたが、彼女はなんと本をしっかり守り、しかも、いつも読んでいました。本当に教えなくても、物事の道理や理屈が正しいことと、正しくないことがきちんと選ばれ、人々の心にあるということです。

 三、心の優しい同級生

 2010年以後のある日、遠方の同級生から電話をもらいました。彼女はとても焦りながら、「母が癌にかかり、しかも、すでに末期です。治療の過程はもう言いませんが、いろいろ考えた末に、あなたが煉っている功とあなたの師父しか母を救えないだろうと思いました。とても危険な事だと分かっていますが、あなたに頼むしかないと思ったのです」と言いました。

 私は様々な方法を考え迷った末に、やっと彼女に大法の音楽と師父の説法録音テープを彼女に届けました。数か月後、お母さんは静かに逝ってしまわれました。中国で法輪功を迫害する中国共産党による赤い恐怖の中で、本当にこれ以上彼女たちの面倒を見てあげられず、とても残念に思いました。

 そして2013年3月、法輪功を迫害する元凶の一派である薄煕来が逮捕された日に、彼女から突然電話をもらい、「もう少しで、あなたの冤罪が晴れるでしょう」と言われました。恐らく、彼女は薄煕来らが捕まえられたら、きっと江沢民も裁かれるだろうと思ったに違いありません。なんて心の優しい人でしょう!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/1/389407.html)
 
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