北京市の高齢の李秀茹さん、王玉蘭さんに実刑判決
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 【明慧日本2019年8月6日】北京の法輪功学習者・李秀茹さん(76歳女性)は2019年3月始め、起訴状を受け取ってから裁判所に行き、ただちに東城区留置場に拘禁された。そして7月19日、何の法的手続きがされないまま、李さんは東城区裁判所から懲役1年8カ月の不当な実刑判決を宣告された。その日一緒にいた王玉蘭さん(61)も懲役1年の不当な実刑判決を宣告された。

 李さんは北京東直門病院放射科の元副主任である。2年前の2017年4月12日、李さんは同じ学習者であり友人である王玉蘭さん、李秀洪さんと邱玉蘭さん(76)の3人を自宅に招待したところ、東城区北新橋派出所の警官・高順喜に発見され、通報された。東城区警官らは李さんの家財を押収した上に、李さんと友人3人も一緒に連行した。

 警官らは、李さんの自宅にある法輪功の関連書籍、DVD、パンフレットなどを押収した。その後、王さん宅の法輪功の関連書籍、DVD、パンフレットなどの私物も押収した。

 2017年4月13日、李さんと王さんは北京市公安局東城支局に刑事拘禁され、東城留置場に拘禁された。2日後の4月15日、あとの2人は一時出所し、帰宅した。

 李さんと王さんの案件は2017年8月3日、東城区公安局から東城区検察庁に移った。同年10月11日午後、2人は検察庁に呼ばれ、書面で記録を取るという理由で、北新橋派出所に行かされた。東城検察庁は、何度も電話で、当事者2人とそれぞれの家族を繰り返し呼び出した。

 2017年11月28日、李さんと王さんの案件は、東城区検察庁から東城区裁判所に渡された。

 2017年12月から、李さん本人もしくは家族と一緒に何度も裁判所を訪ねたが、対応されず、電話にも出なかった。

 2018年1月16日午前、北新橋派出所の警官・高順喜は、自宅にいた李さんを北新橋派出所に連行した。東城区裁判所裁判官の助手、書記官はすでに待機しており、李さんに起訴状にサインすることを要求した。李さんに裁判が開廷するまで待ち、自ら弁護士を雇うことまたは裁判所から派遣することもできると伝えた。

 2月6日、東城区裁判所の書記官は携帯電話のメッセージ(携帯電話の留守電)に、李さんに2018年2月26日午前9時30分から開廷することを伝えた。

 2月8日、東城区裁判所の関係者はまた李さんの娘に電話をかけてきた。その内容は、11日に李さんの住所確認のため訪問すること、その時に身分証明書・戸籍・不動産の契約書のコピーを用意しておくこと、また街道の関係者に監視させ、何か妙な動きがあったら連行すると脅迫した。

 2月12日午前9時30分、北新橋司法所の関係者、東直門北新倉社区主任と一緒に、李さんの自宅を訪ね、いわゆる住所確認のための身分証明書、戸籍、不動産の契約書などのコピーを受け取った。

 2019年2月28日、警官は李さんの婿に電話をかけ、まだ不備の書類があると言った。

 3月始め、李さんは起訴状を受け取ってから裁判所に行き、その場で連行され、東城区留置場に拘禁された。

 7月19日、李さんは東城区裁判所に懲役1年8カ月、王さんは懲役1年の不当な実刑判決を宣告された。現在、李さんは東城区留置場で拘禁されている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/1/390900.html)
 
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