【明慧日本2019年5月25日】北京市大興区団河苑の法輪功学習者・馬秀英さん(82)は2019年4月18日、大興区裁判所に懲役1年の実刑判決が言い渡され、さらに罰金2000元が科された。同日、馬さんはすぐさま留置場に送られた。その後、健康状態が悪るいので留置場側に入所を拒まれ、馬さんは帰宅した。
馬さんは法輪功を学んでいるという理由だけで、当局にひどい迫害を加えられた。
2013年12月30日、馬さんは法輪功の資料を配ったため、北京市公安局房山分局の警官らに、10時間におよび拘束された。2015年9月25日、馬さんは人に法輪功の資料を配ったため、中国共産党の宣伝する法輪功への誹謗中傷を信じた人に通報され、連行された。その後、釈放された。
2016年3月31日、大興区林校派出所の警官2人は「サインをしてもらい、それを記録する」という理由で、馬さんを派出所に呼び出した。しかしそれはウソで、馬さんをそのまま大興留置場に送り、拘禁した。同年4月30日に馬さんはやっと釈放された。
2017年6月7日、大興公安局は「拘禁期間中に出所した」という理由で、北京駅で出発直前のT47列車に乗っていた馬さんを連行し、拘束した。その後、同年7月14日に馬さんはやっと釈放された。
2018年11月5日、大興区裁判所は馬さんに対して不当な開廷をした。法廷で馬さんは「真・善・忍に従って、より良い人になることは罪ではありません。配った法輪功資料の内容は、人に善をなすことを教えることで、これは違法なことではありません。2011年3月1日、『国家新聞出版総署第50号令』には法輪功の書籍を解禁したとあり、法輪功の書籍や法輪功資料を持つことは合法です。『憲法』第36条には、公民は信仰の自由があると書かれています。それにより、法輪功を学ぶこと、宣伝することはすべて合法です」と述べ、無罪を主張した。
馬さんは自分の信仰を堅持してきたが、当局からの嫌がらせや連行などをたびたび受け、馬さん本人や家族も心身ともに、大きなダメージを受けたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)