北京市大興区裁判所は張秋莎さんに不当に開廷
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 【明慧日本2019年4月7日】北京市大興区裁判所は2019年3月4日、第八法廷で法輪功学習者・張秋莎さんに対して不当な開廷をした。張さんの息子は法廷で母親のことを弁護する予定だった。しかし、開廷直前になって、裁判所側が息子に口頭弁論の書面を渡すようにと要求した。そして、裁判官は息子の口頭弁論の書面を読んで、張さんの無罪を主張しているとわかり、息子の弁護資格を剥奪し、指定した弁護士の弁護を受けるようにと指定した。

 法廷で張さんは全般的に控訴人に問われた罪を否定し、指定弁護士の有罪弁護を承認しなかった。裁判は30分しか行われず、裁判官は早々に休廷と宣告した。

 張さんは北京市大興区に在住で、1999年2月から法輪功を学び始めた。張さんは法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分を律し、物事に対して人を優先させるように努力した。それから、張さんは患っていた病気が知らないうちに完治し、心身ともに元気になった。さらに、張さんの家族も法輪功の恩恵を受けた。

 2018年6月14日午後3時ごろ、大興区興豊派出所の警官と住民委員会の女性1人が張さんの家にやって来て、ドアをた叩いた。30分後にまた警官2人が来て、張さんの家の電気の電源を切った。そして、4人はドアを1時間以上繰り返して叩き続けた。後に来た警官2人はこの前の6月8日の深夜にも、張さんの家のドアを長時間叩いたという。

 6月20日、興豊派出所の警官ら3人はまた張さんの家にやって来て、壁にかけてある監視カメラの電源を切り、張さんの家のドアを叩いた。

 6月26日午後、警官ら数十人が武器と工具を持って、張さんの家にやって来た。警官らは張さんの家のドアをこじ開け、張さん夫婦と張さんの家を訪ねて来た女の子1人、親戚1人の4人を連行した。

 その日、張さんには逮捕状を出され、夫の魏学軍さんは拘留された。女の子は治安を妨害したという罪で拘留された。親戚は警官らの暴力行為を撮ったが、強制的に写真を削除され、8時間拘留されたのち、解放された。

 張さん夫婦と女の子の3人はそのまま大興留置場に送られた。その後、魏さんは1カ月間拘禁された後、解放されたが、張さんは大興区公安局に「保釈期限になっても、戻らなかった」という理由で、ネット上で指名手配された。

 1999年7.20、中国共産党の江沢民グループが握っている権力を濫用し、法輪功に対して弾圧を開始した。その後、張さんの家は常に警官らに騒がされ、何度も家宅捜索され、張さんも何度も連行されたり、拘禁されたりした。そのせいで張さんの家族、特に息子に挽回できないほどの傷害を与えた。息子は5歳から21歳まで、圧力や差別を受け、貧困や恐怖の中で過ごしたため普通の生活を知らず、心身ともにダメージを受けた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/3/18/384035.html)
 
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