5カ月間拘禁された70代の曾加庚さん 健康が悪化
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 【明慧日本2019年12月26日】広東省広州市海珠区の法輪功学習者・曾加庚さん(77歳男性)は2019年7月10日、外出したとき、広州市公安局公共交通支局の警官に連行され、広州市第一留置場に拘留された。


曾加庚さん

 6カ月近く拘禁された曾さんは、健康状態が悪化した。現在、曾さんは血圧が200㎜Hgまでに上昇し、心臓が悪く右目は失明状態で、左目もぼんやりとしか見えず、両耳の聴力も低下している。

 2019年8月19日午後、広州市第一留置場の警官は曾さんの家族に「曾加庚の血圧が非常に高い。健康状態がとても悪いので、継続して拘束するに適しない。生命の危険がある」と電話で伝えてきた。

 高血圧の影響で曾さんは心臓の機能を損なった。9月中旬、留置場側が曾さんを広州市第一人民病院に連れていき、身体検査をした。検査の結果、高血圧3級(危険な状態)、左心房肥大、僧帽弁不全症、大動脈弁不全症、心臓機能障害1級、頸動脈硬化などである。

 現在、留置場で毎日午前と午後、曾さんは血圧測定を受けているが、毎回、高圧が200㎜Hgで、低圧が約100㎜Hgだった。留置場側は少なくとも3回、曾さんを連れて外部の病院で血圧検査を受けさせた。毎回留置場から出る前に、曾さんは血圧を下げる薬を飲まされていたが、検査の結果は毎回、200㎜Hg以上だった。

 高血圧が原因で曾さんの視力と聴力が低下した。現在、目も耳も悪くなった曾さんは弁護士と面会しても、コミュニケーションをとることが非常に難しくなっている。

 曾さんは遺伝性の高血圧症であり、小さい頃から健康状態が良くなかったため、両親が曾さんの健康を願って、名前を「加庚」をつけた。生命が絶えず延び続けるのにも意味である。しかし、法輪功を学んだ曾さんは健康になり、二十数年来、注射もせず、薬も服用せずに健康だった。2019年7月10日、警官に連行されたとき、曾さんは元気だったが、留置場に拘禁されてから、高血圧症を発症し、一気に健康状態が損なわれた。

 高血圧症の高齢者には静養が必要だが、留置場の環境はとても悪い。留置場の一部屋に二十数人もいるため、騒々しくて寝る場所も狭く、横向きにしか横になれない状態である。しかも、コンクリートの地面に寝かせられており、週2回水で地面を流しているが、地面が乾かないうちに布団を敷くため、じめじめしている。また、湯沸かし器も壊れているので、飲む湯も確保できない状態である。

 曾さんは華南理工大学の高分子材料学が専攻だった。卒業後は、広州市珠江タイヤ有限会社に就職し、高級エンジニアになった。公共交通支局は曾さんがサーバー(コンピュータ)で法輪功の真相を広めたと疑い、2019年7月10日に外出していた曾さんを尾行して連行した。その後、曾さんの家を家宅捜索した。

 現在、曾さんは海珠区裁判所に起訴されたという。

 サーバーを使って、法輪功の真相を広めていると疑われた法輪功学習者・林作英さん(80歳女性)、王雪禎さん(79歳女性)、梁恵嬋さん(77歳女性)、呉麗娟さん(女性)、陳耀蘭さん(女性)の5人も連行された。

 高齢の6人はサーバーに詳しくなく、使うことができない。学習者たちの弁護士は何回も学習者たちの釈放を要求したが、すべて拒否されたという。

 (
注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/13/397004.html)
 
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