派出所の所長 Uターンして私を家まで送り届ける
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2020年1月13日】ある日、地元派出所の所長から電話がありました。「何のご用ですか?」と聞くと、「お前、江沢民を訴えたのか」と言われ、「はい、訴えました」、「じゃ、派出所に来なさい」、「行きません」、「分かった。そっちに行く」と電話の向こうから所長の声が聞こえました。それは2015年8月24日午前8時頃のことです。

 すると30分後に、2人の警官がやって来ました。家に入ると、「元気か?」と聞かれ、「元気です。大法は私に健康を与えてくださいました」と答えると、所長に「まだ煉功しているのか?」と聞かれ、「はい、法輪功は心身ともに素晴らしいので、煉っています。そのお陰で、私は16年間も病気にかかっていないし、薬も飲んでいません」と私は伝えました。

 所長は「お前は江沢民を訴えたのか。お前が書いたものは全部ここにある」と言いました。

 「確かに江沢民を訴えました。江沢民はあれだけ多くの大法弟子を迫害し、死亡させ、私達をひどい目に遭わせました。あなた達は未だに彼らの命令を遂行して、私達を迫害しているではありませんか! 真・善・忍に基づいて良い人になることのどこが間違っていますか! あなた達はもう江沢民に従わず、天意に従いましょう」と私は言いました。

 所長は「俺の言う通りにすれば、お前には害を与えない。ここに署名捺印して、もう法輪功をしないと言えば、江沢民を告訴したことをなかったことにしてやる」と言いました。

 私は「お断りします。嘘をついていませんし、私は真・善・忍を修める者ですから、誰も私を変えられません」と言うと、所長は「それなら、オレと一緒に派出所に来い」と言いました。

 当時、私はとても落ち着いていました。車に乗り込むと、途中でずっと法輪功迫害の真相を話しました。1人の警官が「法輪常轉」と言うと、私は「佛法無辺」と言いました。そして、「善悪には報いがあるのは天理です。もう大法弟子を迫害するのをやめなさい。昨年、村のある年配者(大法弟子)があなた達警官にひどく迫害されて亡くなりました。2003年、この年配者は迫害の真相資料を配った時に通報され、派出所に連行されました。あなた達警官はこの年配者を県留置所に送り、7日間も勾留しました。帰って来てから、この年配者は大法を学ぶことも、法輪功を煉功することも、怖くて出来なくなり、2014年に病気で亡くなりました」と言いました。

 ここまで話すと、派出所の所長は運転をしながら、「派出所に行くのはやめだ。行けば人を地獄に送ることになる、県公安局の関係者が派出所で待っているから、行くのはやめた」と言って、Uターンして私を家まで送り届けてくれました。

 その後、警官らは二度と再び、私の所にはやって来ませんでした。最近、この派出所の所長は退職したと聞きました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/23/397375.html)
 
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