武漢市の学習者・万大久さん、余毅敏さん 迫害死
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 【明慧日本2020年2月5日】(湖北省=明慧 記者)武漢市漢陽区の法輪功学習者・万大久さん(女性)は、懲役4年の冤罪を経て、2019年4月12日に出所したが、間もなく5月6日に再度連行され、漢陽玉笋山洗脳班に拘禁された。洗脳班から自宅に戻された万さんは、常にぼうっとして意識が元に戻らず、失禁し、薬物による迫害を受けた疑いがあった。2019年9月末または10月初め頃、万さんは冤罪が晴れないまま死亡した。

 2015年4月12日、万さんは1枚の神韻DVDを私服警官の戴詩学の手元に渡したため、漢陽区州頭派出所の警官らに連行された。その後、警官は数十枚の法輪功に関係するDVDを探し出し、万さんを武漢市第一留置場に拘禁した。

 2016年4月25日、武漢市漢陽区裁判所は万さんに対して、懲役4年の実刑判決を言い渡した。万さんはこれを不服として法律に基づいて控訴したが、2016年6月、武漢市高等裁判所の裁判長・梁鋭は、開廷もせずに一審の判決を維持した。万さんは家族に委託して再度控訴した。

 2016年6月25日、万さんの家族は漢陽区裁判所に行き、控訴状と法輪功の真相資料を手渡した時、漢陽区裁判所の副裁判長・劉言勝と司法官・梁宏は派出所の警官らを呼んで来て、家族を十数時間拘束するように指示した。

 ずっと武漢宝豊路女子刑務所に拘禁されていた万さんは、様々な苦しみを嘗め尽くし、2019年4月12日に出所したが、夫はすでに再婚していた。

 武漢で軍人運動会(2019年10月18日~10月27日)が開催されることを口実にして、関係者らは、万さんの家に押しかけ嫌がらせをした。2019年5月6日、帰宅して半月ばかりの万さんは、漢陽区週公派出所の警官らにより再び連行され、漢陽玉笋山洗脳班に送られ、拘禁された。

 洗脳班から自宅に戻された万さんは全く喋らず、常にぼうっとして意識が元に戻らず、失禁し、薬物による迫害を受けた疑いがあると家族は推測した。そして2019年9月末または10月初め頃、万さんは冤罪が晴れないまま死亡した。

 武漢の法輪功学習者の余毅敏さんは、湖北省電力建設第二支部の元会計士である。2002年11月、労働教養の期間が満了した余さんは、江漢区610弁公室の関係者らに直接洗脳班に移送され、引き続き迫害を受けた。

 洗脳班で、余さんは正体不明の薬物を注射され、頭を掴んで壁に叩きつけられ、残忍な暴力を振るわれた。旧正月前の大晦日に余さんは解放されたが、家庭はすでに崩壊し、身を寄せる場所がなくなったことが分かった。

 最後に、余さんは心神喪失し、自力での生活ができなくなり、2011年8月5日、無念の思いを晴らせないまま死亡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/20/399233.html)
 
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