ある新しい学習者の大法との思いがけない出会い
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 【明慧日本2020年2月9日】ある若くて元気な働き盛りの男性が、突然に死ぬ寸前にまで追いやられ、大法によって生死の境界線を抜け出し救われました。この悲喜劇の主人公は他でもないこの私自身です。

 私は今年39歳で、20年間シェフの仕事に携わってきました。身長180センチ以上あり、ハンサムだとよく人から言われる私には、やさしい妻と2人の可愛い娘がいて、それに自分の店も持っており、裕福な生活と幸せな家庭に恵まれ、順風満帆な人生のはずでした。

 一、病に倒れ、人生の果てに至る

 現代社会の中で浮き沈みする私は遊び好きで、仕事以外はいつも友人たちと飲んだり、食べたり、タバコも吸い、遊んでばかりいました。そして私は、シェフの職業病と言われている頚椎症と肩こりも患っていましたが、気にしていませんでした。また、心臓にも問題がありましたが、若さに頼りそれを問題だとも考えず、依然として享楽にふけっていました。

 2018年の春、私は全身に力が入らなくなり、息苦しく感じ、病院に行って検査を受けました。検査結果を見て、医師は厳しい表情で私に「重度の心臓病です」と告げました。まだ30代なのに、なぜこれほど重い心臓病にかかったのか? すぐに手術をしないと血管が詰まってしまい、半身不随か、あるいは死亡の可能性さえあると言われました。手術に必要な費用は10万元(およそ157万円)ぐらいで、しかもリスクがかなり大きいほか、完治する保証もないと言われました。

 衝撃的な結果を信じられない私を見て、医師はもう一度はっきりと説明してくれました。あまりにも大きなショックを受けた私は、突然自分を支えていたものを見失い、命の果てに至ったように感じ、精神的な支えを失い、一瞬にして何もかもが崩れ去りました。下の子はまだパパと呼べない幼子で、万が一私に何かあったら、妻と幼い子供たちはどうなるのか? 不安と悲しみに包まれた私は、妻と顔を見合わせて涙を流すばかりでした。その時、妻の目に輝きが見えました。「そうだ、法輪功だわ!」と妻は明るい声で言いました。妻は法輪功の修煉者でした。

 二十数年前、義母は重度のリウマチのため、法輪功を修煉するようになりました。1年後、奇跡が起きました。世界医学でも解決できないこの難病が、法輪功を修煉することによって完治しました。その時から今まで、義母は健康で家事など何でもできます。当時まだ10代だった妻は身体が弱くて、しょっちゅう入退院を繰り返していましたが、母親について煉功するようになってから、すっかり元気になり、きれいになりました。それ以降、どんなに中国共産党が弾圧しても、妻は法輪功の修煉を放棄しませんでした。私と妻が交際していた時、私の両親は法輪功に対する中国共産党の誹謗中傷と嘘偽りの宣伝に騙され、私に圧力をかけて断固反対しました。しかし、私は法輪功を修煉する人はみな良い人で、婚約者の彼女は若いものの礼儀正しく、高潔な品格の持ち主だと感じ、どうしても手放しませんでした。そのまま7年の膠着状態が続き、ようやく両親が譲歩してくれて、34歳の時に私は妻と結婚することが出来ました。

 結婚後、私は妻の修煉に反対しませんでしたが、やはり共産党の毒害の影響で大法の真相を知らず、師父に対して良くないことを言ったり、また、法輪功が良いと思えば家で煉功すればいいし、なぜ出かけて真相を伝えるのかと思いました。そのため、妻が大法の真相を伝えてくれても、私は聞く耳を持たず、渡してくれた法輪功の資料も読まず、まさか自分が修煉するなんて思ったこともありませんでした。そんな私に、妻は涙を流しながら法輪功を勧めて、私を説得しました。「以前、私の祖母も重い心臓病にかかったが、この法輪功を修煉して治ったわ。あなたもやってみて。信じられなければ、今すぐ電話するわ」と言いながら、電話をかけました。電話の中で妻の祖母は「大丈夫ですよ、早く病院から出て帰りなさい!」と揺るぎない口調で言ってくれました。

 家に帰る途中で、妻はずっと私に大法の真相や大法の超常的なところや、それに義母が回復した奇跡的な出来事、さらに、数々の難病が完治した事例などを聞かせてくれました。私はやっと分かり、これから修煉すると約束しました。

 しかし家に帰ると、また心が動揺してしまいました。当時、私はまぐれを期待する心で、少し待っていれば、何か特効薬でも見つからないかと期待しました。実はもっと深いところには、私が酒やたばこに未練があり、行楽や遊びから離れたくない気持ちがありました。今考えてみると、生命の危険に晒されているにもかかわらず、まだ「享楽」なんて考える自分がとても可笑しく思われました。

 私はインターネットで心臓病に関する情報を調べ、中には手術後に再発した事例もあれば、手術が失敗してかえって悪くなった事例もあり、手術に対する恐怖心から保守的な治療をすることに決めました。私は漢方薬を飲んでいましたが効果がなく、また鍼灸治療を受けましたが、治療費ばかり使ってしまい、回復どころかますますひどくなり、最後には体も動かすことができず、寝たきりの状態になってしまいました。

 それから半月後には食事もできなくなり、何を食べても胸のあたりに詰まり、胸が大きな石に圧迫されたように感じられ、息苦しくてたまりませんでした。毎日少しの水を飲んで命を維持しているため、体重が急激に減り、顔色は灰色っぽくて、全身の力も失い、もう命の果てに至り、死の恐怖をいつも感じるようになりました。どうすればいいだろうか、と思い悩んでいました。

 二、大法を修煉して、次々と奇跡が現れる

 日一日と衰弱していく私を見て、妻は悲しくて泣くしかありませんでした。ある日、妻は一冊の『轉法輪』を持ってきて、きっぱりとした口調で私に「大法を学ぼう。大法しかあなたを救えないわ。私が読んであげるから聴いてね」と言いました。逃げ道のない私は、今度こそ学ぼうと決意しました。

 それは2018年の5月のことでした。それから妻は時間があれば私に『轉法輪』を読んでくれ、時間がない時は師父の説法の録音を聞かせました。そして妻はいつも私と修煉の心得を交流するなど、新しい学習者である私を引っ張ってくれました。その間、祖母ともう1人の年配の同修もよく家に来て、私を励ましてくれました。私は少しずつ座れるようになり、食事も少し食べることが出来ました。大法を学ぶ中で、私はなぜ人が病気に罹るのか、人間になる真の目的は何なのかなどが分かり、大法は本当に素晴らしいと初めて分かりました。

 私は日ごとに回復し、煉功の動作を習い始めました。最初は足に力が入らないため、しっかり立つこともできず、30分の煉功が途中で何度か休まなければなりませんでした。しかし、私は必ず乗り越えて大法を修煉しようと決意し、2、3日をかけて五式の功法を全部覚えて、自分で煉功するようになりました。その後、大法の奇跡は次々と私の身体に現れてきました。

 ある日、突然私の身体を押さえていた重いものが取り除かれ、脱皮したかのように一気に軽く感じ、元気になりました。それから食事が正常になり、顔色も良くなり、これは師父が私の面倒を見てくださったと信じました。毎日煉功を続ける私のために、師父は何度も身体を浄化してくださいました。最初は下痢の状態でした。水を飲むだけですぐトイレに行き、膿のようなものが排出され、数分の間隔で頻繁に排出し、この状態が1週間も続きました。通常なら虚脱感と無力感があるはずですが、今回の場合はそんなこともなく、逆にますます元気になり、私は嬉しくてたまりませんでした。大法は本当に素晴らしいと実感し、さらに大法を信じるようになりました。

 さらなる奇跡が起きました。ある日の夜、ぼんやりしている時、師父が来られました。白衣を着ておられた師父は私に「あなたの心臓には問題がなく、血液に問題がある」と教えてくださいました。続いて私の体内から洗面器3杯分の血を取り出された後に、私の身体に濾過器を取り付けたと教えてくださいました。師父は私がより理解できるように、机の上で1枚のイメージ図を描かれ、私に見せてくださいました。胸のあたりに一つ、それに下腹部に一つの合わせて二つの濾過器が上下につけられていました。はっきりしたイメージ図なので、私が見てもよく分かりました。朝目が覚めた時もはっきり覚えていて、それを描き出そうと思い、妻にペンと紙を頼みましたが、妻が朝食を準備していたため、持って来てくれませんでした。しばらくすると、記憶が薄れて書けなくなくなりました。後になって、私と妻はこの奇跡を描き残さなかったことに後悔しましたが、師父が私にイメージ図を描かれて病気を治してくださったことは、今でも忘れられません。

 その後、奇跡的な出来事続がきました。翌日から夜寝ると、全身の関節に激痛が走り、汗で枕や布団が濡れるほど痛く、少し眠ると、再び痛みで目が覚めました。眠れないので師父の説法の録音を聞いて、すべてを師父に任せました。朝になると痛みがすっかり消え、通常に戻り心地よく感じました。しかし、夜になってベッドに横になると、痛みが再発しました。あまりにも苦しくて、「この痛みはいつまで続くのだろうか? 修煉をやめれば痛みが消えるのではないか?」とあれこれ考えていました。

 妻が私と一緒に学法しようと促すと、愚痴をこぼしました。「毎日身体を浄化されたり、心性を高めたりするのはとても辛い。もう修煉をしたくない、苦しくて続けられない!」。その言葉を言い出した瞬間、私自身もびっくりしてすぐ後悔しました。「これは私が言い出した言葉なのか? 師父が私の身体を浄化してくださらなかったら、命を落としていたかもしれないのに、どうして良し悪しが分からないのか? これぐらいの辛さにも耐えられないのか?」と反省しました。妻はそんな私に「師父は根っこからあなたの病気を取り除かれているのよ。今は確かに辛いと思うけれど、これからは健康になるわ。必ず最後まで頑張ってね。では、一緒に学法しましょう」と励ましてくれました。

 翌朝、妻は起きて来て、嬉しそうに夢の中の出来事を話してくれました。「さっき、夢の中で師父にお会いしたわ! 師父のエネルギー場はとても強くて慈悲に満ち、私はその輪に覆われて本当に感動したわ。私は師父に『師父、私の夫は法輪功を修煉していますが、どうして身体がまだ治っていませんか?』と聞くと、師父はこのように答えてくださいました。『彼はどれほど自分の身体を壊していたか、分かりますか? 彼は一世一代の繰り返しの中で、どれほどの業を積んでいたのか、分かりますか? まだ数日の煉功だけで、少しの苦しみにも耐えられないのですか?』とおっしゃられ、私は恥ずかしくなりました。さらにまた、何かを聞こうとした時に、朝を知らせる目覚まし時計が鳴ったので、目が覚めたの」

 これは師父が私に対する暗示だとすぐ悟りました。師父は何でも知っておられ、これからはあれこれ妄想せず、固く師父を信じ、大法を信じ、しっかり修煉しようと改めて決意しました。それ以降、私はどんな状況でも、どんなに辛くても、歯を食いしばって毎日煉功を続けました。特に座禅を組む時、足が痛くて汗が止まらなくても動揺せず、ひたすら続けてきました。すると、だいたい1週間後には全身の痛みが消え、この難関を乗り越えることができました。

 その後、奇跡がまた起きました。ある日の夜の8、9時頃に、私の胸の中で「パンッ」という爆竹を鳴らしたような音が聞こえたと同時に、胸を押していた大きな石が爆発によって砕け散り、その瞬間に体中を貫き通して、脈もツボもなくなったような状態で、自分がまるで1本の空の管のように、天と地の間にまっすぐ立っていて、全身塞がるところがなくとても軽やかに感じました。

 それから、師父は続けて私の身体を浄化してくださり、体内から病の気を追い出してくださいました。当時、私は3、4日間連続で5、6分の間隔でガスを出していたため、あまりにも臭くて、寒い日にもかかわらず窓を開けて、布団も外に干していました。

 それ以後、煉功する時、私は全身の経絡が開かれていると感じ、そばで一緒に煉功する妻にも、私の身体から「パチ、パチ」と鳴る音が聞こえました。また、師父は私に灌頂をしてくださり、煉功してもしなくても、いつも熱い流れが頭から足まで全身を貫いているのが感じられました。

 私の修煉はまだ1年にもなっていませんが、私は薬を1錠も飲まず、一銭も使わず、師父が私の病気を根本から取り除いてくださいました。これ自体が奇跡ではないでしょうか。大法はとても超常的なもので、修煉する者なら誰もが受益するに違いありません。師父に対する感謝は言葉では言い表せません!

 三、大法の素晴らしさを証明する

 これほど素晴らしい大法を人々に知らせるべきだと思いました。私の叔母は医者で、以前法輪功に対して理解していなかったため、修煉している私の妻に対する態度が悪かったのです。叔母も心臓病があり、私は自分の体験を語って、法輪功の真相を伝えました。叔母に法輪功を勧めましたが、はっきりした態度を示さなかったのです。しばらくしてからまた叔母に会うと、私の心臓のあたりを触った後、私の脈を測ってみて、「確かに治っている」と言いました。私に起きた変化を見て、叔母も煉功を始め、妻に対しても親切になりました。

 私の両親は中国共産党の嘘偽りの宣伝に毒害され、嫁が法輪功を修煉することに対し、不満が大きかったのです。特に父親の前では、共産党の悪行を指摘することすら出来ませんでした。しかし、私が法輪功を修煉してから病気が治って健康になり、気短い性格も穏やかになり、タバコと酒もやめて、以前のように友人たちと遊ばなくなり、しかも親孝行をするようになり、家庭に対しても責任感を持つようになったのを見て、両親も心から大法を認めるようになり、大法の真相も聞くようになりました。

 私の同級生や友人たちは皆、病気のことを心配してくれました。私の現在の状況が気になって尋ねてくると、私は誇りをもって彼らに「私は法輪功を修煉して、以前の病気が全部治った」と言った後で、大法の真相を伝えて、共産党の組織から脱退することを勧め、「三退」について教えました。

 私は妻の店に来る客にも大法の真相を伝えました。ある日、2人の男性客が店に入って来ました。妻は真相を伝えた上で、大法のお守りをあげようとすると、お守りが一つしかありませんでした。私は彼らに「このお守りは本当によく効きますよ。私はいつも車に一つ飾っていますが、運転歴7年間に一度も事故に遭ったことがなく、罰金も払ったことがありません」と言うと、お守りをもらえなかった人が焦ってしまい、私に「では、私にもお守りを一つ用意してくれますか? 後日、改めてもらいに来ますので」と頼みました。

 四、我が家の学法グループ

 私には2人の娘がいます。子供たちは生まれる前から妻と一緒に師父の説法の録音を聞いていました。長女は今年4歳で、幼稚園に通っていますが、修煉においては私よりも年数が長いのです。大法が知恵を開いてくださり、まだ字が読めない娘は師父の『洪吟』数冊を暗唱することができ、今は『洪吟四』を暗唱しています。そのほかにも師父の『論語』の暗唱もできて、毎日1回暗唱しています。幼い娘はすでに大法の法理で自分の行動を照らすことができ、幼稚園でほかの子どもに叩かれても、やり返さないことを知っています。時には大人達の大法に合わない間違った言動を指摘することもあります。娘は五式の功法を全部クリアして、坐禅を40分もでき、足が痛くてもじっと我慢して続けています。次女はまだ2歳なので、言葉を習う段階で発音もしっかりできないけども、「大法は素晴らしい」と言えます。そして私たちが煉功をすると、彼女は動作をまねしています。特に丸々とした小さな足を組んで坐禅をまねている様子は、とても愛らしいです。

 毎日夜になると、私と妻、それに長女の3人で学法グループを作り、私と妻が交代で『轉法輪』を読み、長女はそばで聴いています。もちろん、子どもなので落ち着かない時もありますが、聞き逃すことなく、全部聞いています。我が家の学法グループは、毎日夜9時30分頃、子どもが寝る時間になるまで続きます。一家は大法の光に照らされ、とても楽しくて幸せです。

 大法は私に健康を取り戻させただけではなく、返本帰真の道を歩む人にまで、生まれ変わらせてくださいました。大法を修煉することはとても幸運なことです。自分のこの素晴らしい体験談を通じて、中国の多くの人々に中国共産党の嘘偽りを見抜き、大法を理解し、認めることを願っています!!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/25/400045.html)
 
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