遼寧錦州市の呂鳳霞さん 深夜押し入った警官に連行
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 【明慧日本2020年3月2日】法輪功学習者・呂鳳霞さん(女性)は遼寧省錦州市太和区紡績工場を定年退職した元従業員である。2017年に現地の警官らにより連行され、懲役2年の実刑判決を下され、遼寧省女子刑務所に入れられた。本人とその家族も心身ともに中国共産党から酷い迫害を受けた。

 自宅に押し入って来た警官らにより連行され、殴打される

 2017年3月9日午前0時30分ごろ、錦州市女児河派出所や錦州太和公安支局の警官らは、鍵職人を連れて呂さんの家に駆けつけ、無理やり開錠して室内に侵入した。

 当時、呂さんは1人で家に寝ており、一団の警官らが目の前にいきなり現れたことで、頭が真っ白になり、何が起きたか全く分からなかった。警官らは呂さんをベッドから床に引っ張り降ろし、手錠をかけた。警官らの中の1人だけが制服を着ており、ほかの警官らは全員私服だった。1人の警官が水を一杯入れたペットボトルで、呂さんの頭を殴ってからさらに目を殴った。

 呂さんは家宅捜索を受け、家の中はめちゃくちゃにされた上、多くの個人財産を押収された。呂さんは連行され、太和国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)で尋問された後、錦州市女子留置場に入れられた。

 錦州市女子留置場でも酷い扱いを受け、懲役2年の実刑判決

 錦州市女子留置場で、呂さんは会話を禁止された。他の法輪功学習者も会話が禁止され、学法煉功も禁止され、毎日長時間、冷たい床に座ることを強要された。

 2017年11月30日、呂さんは不当な裁判にかけられ、懲役2年の実刑判決を言い渡された。

 遼寧省女子刑務所で心身ともに痛めつけられる

 2018年3月20日、呂さんは遼寧省女子刑務所に収監された。そこはまるで地獄で、人身の自由がないだけでなく、精神的に受けた苦痛も限界だった。刑務所側は経済的利益をあげるために、受刑者や学習者を午前7時に出勤させ、午後7時に退勤させた。労働した後、手は汚れたままですぐに食事させられた。誰もが汚れた手で直接パンを食べなければならなかった。

 法輪功学習者らは、労働させられるだけでなく、労働の後に洗脳教育も受けさせられた。生活の面においても多くを厳しく制限された。例えば、スーパーマーケットでの買い物、ひいてはトイレットペーパーの購入も禁止された。家族との面会も禁止され、たまに許されても刑務所内のことをいっさい言及してはならなかった。受刑者らは家族に電話をかけてもよかったが、学習者たちは家族に電話をかけることは禁止されていた。これらの手段を通じて、学習者に法輪功の修煉を放棄させようという目的だっだ。

 呂さんを転向させるために、刑務官の指図で受刑者は、法輪功を誹謗中傷する文章を呂さんに読み聞かせた。呂さんが聞こうとしなかったために、労働後に立ちながら2時間洗脳文章を勉強させられ、その後やっと食事を許された。呂さんをずっと立たせておく罰を受けていた際に、受刑者の1人も同じように、そばにつき添って立たされていた。そのため、受刑者は呂さんを恨むようになった。

 呂さんと同時に連行されたもう1人の学習者・潘文傑さん(女性)は、その後、懲役5年の実刑判決を言い渡され、現在も刑務所で迫害を受け続けている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/20/401434.html)
 
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