撫順市の周玉芳さん 全身が疥癬のまま出所
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 【明慧日本2020年2月15日」遼寧省撫順市の法輪功学習者・周玉芳さん(68歳女性)は2020年1月3日、やっと遼寧省女子刑務所から出られたが、頭から足先まで全身が疥癬で覆われ、少しも正常な皮膚の所がなかった。

 周さんは2018年3月21日午後、新撫区万達広場付近で人々に法輪功が迫害されている事実を伝えていた際に、撫順市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と新撫区千金派出所の警官らに連行された。当日の夜、警官らは周さんの自宅に行き、家宅捜索をした。その後、周さんは撫順南溝留置場に送られたが、身体検査で不合格になったため、解放された。

 2018年12月10日朝7時、千金派出所の警官ら2人が周さんの家に行き、「本案件の調査に協力してもらう」という口実でもって、周さんを派出所に連れて行った。派出所で警官は着いたばかりの周さんに、15日間の拘留処分を科すと言って、周さんを南溝派出所に送り込んだ。

 留置場でたった3日間拘束されただけで周さんは、生命が危うくなる状態まで酷く迫害された。そして、周さんは撫順鉱務局の病院に運ばれ、医者に「危険な状態だ」と診断されたため、解放された。

 2019年1月4日午後3時、周さんは国内安全保衛部門の警官の指示を受けた監視役の人員に陥れられ、新撫区駅前派出所に連行された。周さんの家族はその後すぐに派出所に駆けつけ、周さんを連行した理由を尋ねたところ、「国内安全保衛部門の指示だ」と返答された。そして、家族は、周さんが病院から退院したばかりで危ない状態だと説明し、周さんの解放を求めた。しかし、派出所側が周さんの解放を拒否し、同日の夕方6時30分に周さんの家を家宅捜索した。その日の夜、周さんは南溝留置場に送られ、刑事拘留された。

 家族は周さんの病院のカルテを持って派出所に行き、担当の警官に見せたが、警官は「俺たちとは関係ない。俺たちは人を捕まえるだけだ。釈放を求めるなら、国内安全保衛部門に聞け」と言われた。そこで、家族は国内安全保衛部門に行き、周さんの解放を求めたが、「俺たちとは関係ない。派出所が捕まえたのだから、派出所に行きなさい」と言われた。派出所と国内安全保衛部門の警官らが互いに責任をなすり合って、周さんを解放しなかった。

 留置場で周さんは何度も心臓病の症状が現れ、高血圧が200~220mmHgまで上昇したが、依然として、解放されなかった。そして、周さんは歯が1本もない状態で、食事をするのが困難であった。

 その後、公安局は何の「証拠」もなく、法律の根拠もない状況下で、周さんの案件を撫順市新撫区検察庁に引き渡し、周さんを陥れた。それから、公安局、検察庁、裁判所が結託して権力を濫用し、法律を無視して、2019年10月に周さんに懲役1年の実刑判決を宣告した。

 周さんは留置場で9カ月間拘禁され、生命の危険がある状況下で遼寧省女子刑務所に送り、残り3カ月の刑期を服役させた。

 遼寧省女子刑務所の警官は受刑者を利用して、法輪功学習者を「転向」させるために、残酷な手段で学習者たちを苦しめる所だとよく知られている。周さんは集団訓練隊で毎日、寒波の日でも綿入れの服の着用を許されず、服1枚で窓を開けたままの倉庫で立たされた。しかも、トイレに行くのを許されず、ズボンの中で濡らしても、そのまま立たされた。そのため、心臓病と高血圧を再発していた周さんはとても苦しんだ。

 刑務所を出た時には、周さんは全身に疥癬でき、少しの正常な皮膚の状態の所がなかった。全身が痛みやかゆみで耐え難く、手でかさぶたを掻くと、あちこちから血した。両手は角質が増殖して、硬いゴム手袋をはめているような状態になっていた。

 しかし、刑務所側がどんなに残酷な迫害手段を使っても、法輪功学習者の信念を変えられなかった。かえって、人々が中国共産党の本質をはっきりと認識することができた。ここで未だに、法輪功学習者に迫害を加えている者達に忠告しておきたいことがある。法輪功学習者に対する迫害を一刻も早く止めなさい! 将来、きっとあなた達の責任を必ず追及する日がやって来るに違いない。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/4/400704.html)
 
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