胡林さん危篤状態 刑務所側「死んでも責任を負わない」
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 【明慧日本2020年2月4日】(遼寧省=明慧記者)瀋陽市の法輪功学習者・胡林さん(47)は、2019年5月23日、迫害の真相資料を配布した際に連行され、2019年6月20日に法庫県裁判所により懲役2年の実刑判決を宣告された。

 胡さんは法庫県留置場に拘禁された時、板の上で両手両足に手錠と足かせをはめられ、「大の字」にされて手足を引っ張られ、動くことができない上に、灌食に使用する管が胃の中に挿し込まれたままの状態で、放置されていたという。留置場側は受刑者らに胡さんを殴るように指図した。留置場で最後の1カ月間、胡さんは部屋の隅で手錠をかけられて動くことが出来ず、骨と皮ばかりにやせこけて、足は感覚を失い、内臓も衰弱していた。

中共酷刑示意图:绑在床上灌食
拷問のイメージ図:ベッドに縛り付けられ、灌食される

 危篤状態に陥った胡さんは、2019年10月30日に瀋陽市康家山刑務所の2大隊に投げ入れられた。2019年5月から現在までの8カ月あまり、胡さんはずっと断食をしてこの迫害に抗議したため、心拍数は毎分40~50しかなく、時々刻々生命の危険に直面している状態である。

 瀋陽市の康家山刑務所は胡さんを解放せず、「胡林は転向をせずに罪を認めないため、自業自得だ。死んでも刑務所は責任を負わない」と言った。胡さんの家族と友人は、関連部門の地区検察庁に行って実情を聞いたところ、検察庁側は「責任の問題について、当人が本当に駄目になった時に話す」と返事した。家族はまた瀋陽市刑務所管理局の康家山刑務所の責任者・劉興に電話したが、出なかった。さらに、家族は直接部門まで訪ねて聞いたが、「いないので、3日後に来なさい」と言われた。

 胡さんは優秀な成績で試験に合格して北京航空航天大学に入学した。卒業した後、胡さんは瀋陽飛行機研究所に就職し、技師になった。胡さんの勤務ぶりが上司や同僚に認められ好評を得た。法輪功を学んだ後、胡さんはさらに「真・善・忍」の基準で自分に厳しく要求した。

 しかし、胡さんは法輪功を堅持したために何度も連行され、拘禁され、労働教養を強いられ、滅多打ちにされ、スタンガンによる電気ショックを加えられ、睡眠を奪われ、労役させられるなどの残酷な迫害に遭った。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/19/399192.html)
 
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