李全臣さん 瀋陽東陵刑務所で迫害され危篤
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 【明慧日本2019年12月21日】遼寧省丹東市の法輪功学習者・李全臣さん(47)は2019年3月27日、当局の裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡された。そして、8月14日、李さんは瀋陽東陵刑務所に収容された。刑務所で李さんは「転向」しなかったため、「厳管隊」に入れられ、残酷な拷問を加えられた末、危篤状態になった。

 李さんは遼寧省丹東市振安区同光鎮光明村に在住で、2018年6月29日、法輪功学習者・張明さんと一緒に乗用車に乗って、丹東市寛甸県の街を通ったとき、「酒気帯び運転」の検問との理由で交通警官に止められた。その際に、警官は車の中から法輪功の資料を見つけて、李さんと張さんを連行した。その後、李さんと張さんは寛甸県留置場に送られた。

 2019年3月18日、振安区裁判所は李さんと張さんに対して開廷し、3月27日に李さんに懲役3年と罰金5000元(およそ7万8000円)の判決、張さんに懲役1年と罰金2000元(およそ3万1000円)の判決を下した。そして、8月24日、李さんは瀋陽東陵刑務所に収容された。

 刑務所で「転向」しなかった李さんは「厳管隊」に入れられ、吊し上げられる、頭を冷水に押し込む、鼻に噴水される、睡眠を剥奪される、トイレへ行くことを禁止されるなどの酷い拷問を受けた。

中共酷刑示意图:上大挂
拷問のイメージ図:大の字に吊し上げる

酷刑演示:溺水
拷問の再現:頭を水の中に押し込む

中共酷刑示意图:浇冰水
拷問のイメージ絵:氷水を浴びせる

 1999年7.20、中国共産党は法輪功への迫害を開始した。20年来、李さんは3回にわたって連行され、2003年6月に振興区裁判所に懲役7年の実刑判決を宣告された。

 2002年8月26日、李さんは丹東市公安局の警官に連行され、秘密の場所に拘禁された。その場所で、李さんは酷い拷問を受けた。公安局はまた、駅前派出所、九道派出所、七道派出所からそれぞれ1人の警官を選んで、昼も夜も李さんに対して暴力を振るい続けた。それによって李さんは意識を失ったが、冷水を浴びせられた。意識を戻した李さんは再び暴力を振るわれた。2週間続けて暴力を受けた李さんは全身が傷だらけになった。そして、李さんは丹東市留置場に送られたが、留置場の警官も全身に傷を負った李さんを見て、「本当にひどい」と暴力を振るった警官のことを言った。

 2003年6月、懲役7年の 判決を下された李さんは同年7月24日に、瀋陽大北刑務所・所属の第一刑務所に収容され、8月5日に第二刑務所に移送された。2004年年末、長期的に迫害を受けた李さんは重い肺結核を患い、鉄嶺刑務所(受刑者病院)に送られた。数カ月後、李さんはまた、第二刑務所に戻された。2007年12月20日、李さんは盤錦刑務所に移送され、第四大隊の独房に拘禁された。その間、李さんは警官に蹴られ、スタンガンで電気ショックを加えられ、虎の椅子に座らされるなどの迫害を加えられた。

酷刑演示:老虎凳
拷問のイメージ絵:虎の椅子

 2018年6月29日、連行され、判決を受けた李さんは現在、刑務所の迫害によって、危篤状態になったという。

 李全臣さんが受けたこれらの迫害状況は、明慧日本の『遼寧丹東裁判所は張明さん、李全臣さんに実刑判決』などを参照されたし。 

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/12/7/396753.html)
 
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