吉林徳恵市の劉建英さん 吉林女子刑務所で危篤
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 【明慧日本2019年12月15日】最近、徳恵市の法輪功学習者・劉建英さんの家族は、吉林大学第二病院で不当に拘禁されている劉さんと面会した。劉さんは危篤状態に陥り、歯が2本も抜けていた。刑務所の警官らは、劉さんが自分で転んで歯を折ったと言った。

 劉さんは長い間、あまり食事を取っていないため、腸が癒着しているという。病院側は家族に「後の事を準備しなさい」と危篤の知らせをした。しかし、吉林省女子刑務所側は依然として、劉さんを解放しようとしない。

 劉さんは2018年7月15日、公園で法輪功迫害の真相を伝えた際に、徳恵市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行され、不当に家宅捜索を受け、逮捕され、その後、徳恵市留置場に移送された。その間、劉さんは体調を崩して食事が取れなくなり、体が痩せこけてしまったため、一度、徳恵市民心病院で治療を受けた。劉さんの80代の母親は現在一人ぼっちになり、娘の事を心配して毎日泣き暮らしている。家族は何度も病気治療するために、仮釈放を求めたが、すべて拒否された。

 2018年11月22日、劉さんは徳恵市裁判所で法廷審問を受けた。当時、劉さんの体が極めて衰弱し、立つことも出来なかった。それにもかかわらず、裁判所は劉さんを仮釈放せず、休廷と宣告した。

 劉さんの健康状態が非常に悪くて食事が取れず、劉さんが極度に痩せこけているため、家族は徳恵市留置場の所長や徳恵市公安局の副局長と一緒に、徳恵市検察庁、徳恵市裁判所に行って、病気治療のための仮釈放について協議をしたが、結論にまで至らなかった。

 2019年3月頃、裁判所は家族に知らせないまま、劉さんに対して懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡し、吉林省女子刑務所に移送した。劉さんは信仰の自由があるから、自分の無罪を堅持した。そして、吉林省女子刑務所の警官らは劉さんに野蛮な灌食を行なった。

 現在、劉さんは家族との面会もできないほど体が衰弱している。刑務所は幾つかの上層部門からの許可を得て、例外として家族に監獄区に入って面会することを許した。そして、それを持って劉さんを「感化させよう」と企んだ。家族は再び病気治療のための仮釈放を求めたが、やはり拒否された。今、劉さんは体が衰弱しきっていて自力で生活が出来ず、人からの世話が必要となっている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/24/396172.html)
 
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