吉林撫松県の張春香さん 懲役3年6カ月の実刑
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 【明慧日本2019年12月7日】吉林省靖宇県裁判所は2019年11月14日に、撫松県の法輪功学習者・張春香さんに対して不当に開廷した。法廷の開廷時間を午前10時30分から午後1時に引き延ばし、張さんに対して懲役3年6カ月の実刑判決を宣告した。

 張さんは手錠と足かせをかけられたまま法廷に現れた。法廷の傍聴席には警察官、検察官、裁判所の関係者が大勢座り、張さんの家族は張さんの娘がただ1人だけだった(当局は、11月13日の昼頃になって14日に開廷することを知らせた。そして、法廷に入るには、身分証明書を先に送信するように指示した)。「母はとても痩せ細り、3年の懲役刑を終える頃には、70代になる母親の体をとても心配している」と娘は言った。

 開廷する際に広くない裁判所の前に、特警のパトカーが2台、警察のパトカーが3台、消防車が1台、救急車が1台、全部で7台の車が停車していた。これらの車は回転灯を点滅させ、待機状態にしており、警官らは車の中ですでに昼食を済ませ、物々しい異様な光景であった。

 真・善・忍に基づいて良い人になろうとしている70歳近い年配者に、ここまで大げさに事を行なうのは、当局が善良な人を迫害する事に、どれほどビクビクしているかが分かる。

 法廷では、張さんは機会がある度に、法輪功の真相を伝え、自らの無罪を主張した。娘さんは法廷で弟の障害者手帳を提出し、家庭の現状を詳しく述べた。裁判官は「障者手帳に書かれた保護者の名前は母親の名前ではなく、娘の名前となっているから、無効だ」と言った。しかし、娘さんは「母親は法定上、保護者ではないでしょうか」と問い正した。

 娘さんの隣に座っていた公安局の人員が「あなたが提出した障害者手帳は無効だ」と言った。娘さんは「こんな理不尽なことがあるでしょうか」と言ったが、公安局の人員は「中国共産党に、そんな事を言っても無駄だろう」と言った。最後に娘さんは、地方裁判所に控訴すると言ったが、裁判官は「あなたには控訴する権利はない」と言い放った。

 当局がこれだけ力を尽くして張さんを迫害する理由は、張さんがある少年に三退を勧めた事がきっかけであるという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/16/395873.html)
 
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