黒龍江大慶市の宋麗琴さん 第一留置場に拘束
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 【明慧日本2019年10月3日】(黒龍江=明慧記者)黒龍江省大慶市の法輪功学習者・宋麗琴さんは2019年9月11日午前、大慶人民病院の近くで警官により連行された。国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の馮海波は部下の警官らを連れて、こっそりと宋さん宅の鍵を持ち出し、宋さん本人がいない状況下で、不当にも家宅捜索を行なった。

 外出先から帰って来た宋さんの夫は、自宅の玄関のドアが開けっ放しの状態を見つけ、警官らが懸命に部屋をひっくり返して捜索し、法輪功の書籍と師父の写真を押収し、家にある古い携帯電話を地面に並べて撮影している現場を目撃した。そこで、宋さんの夫は「どの部署の者ですか」と警官らに聞いたところ、「市公安局の者だ」とその中の1人が答えた。さらに「名前は?」と聞くと、「馮だ。俺は、名前を知られても恐れない」と答えた。

 警官らが立ち去った後、宋さんの夫は家にあった6000元(およそ9万円)の現金が無くなったことに気づいた。午後2時頃、家族は開発区公安支局に行き、宋さんの解放を求めたところ、警備員は「状況がよく分からないが、とりあえず帰って待ちなさい。24時間後に担当の警官から知らせがあるはずだ」と家族に伝えた。

 翌日、家族はまた尋ねに行った。警備員は同じく状況がよく分からないと言い、家族に問い詰められたため、内線で事情を聞いた後、「国内安全保衛部門が直接関わっているようだ。あと24時間待ちなさい」と言った。

 2019年9月16日、家族は国内安全保衛部門に行って馮海波を訪ねようとしたが、入り口で遮られ、入ることができなかった。その後、やっと電話で馮海波との連絡を取り、「開発区公安支局の責任者の命令に従っただけだ」と馮は言い訳をした。

 家族はまた市公安局に行き、本当の責任者は一体誰なのかと問い詰めたところ、公安局の陳情部門に押し込まれた。

 そこで、家族は「この数日間、なぜ家族に知らせないのですか? 宋麗琴の居場所さえ知りません」と訴えると、陳情部門の職員は「あんたの家のおばあさんが電話番号を教えてくれないから、連絡することができないのだ」と答えた。

 さらに、家族は「家は公安局にこれほど近いのに、なぜ知らせに来ないのですか?」と聞くと、その職員は「もしかしたら、手紙を郵送し、まだ届いていないのかもしれない」と言った。家族は「この案件の担当者は一体誰ですか?」と聞くと、その職員は電話で問い合わせをしてから、「開発区公安支局が本案件を処理している、担当者は周立双で、明日の朝8時30分に周立双に尋ねなさい」と教えてくれた。

 2019年9月17日、家族は開発区公安支局で周立双に会えたが、「宋はすでに第一留置場に拘束されている」と言った。周立双は、「本案件の処理部門は国内安全保衛部門で、自分はただの協力者である」と言った。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/19/393503.html)
 
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