【明慧日本2019年8月22日】黒竜江省大慶市の法輪功学習者・呂観茹さん(67歳男性)は、2019年7月1日に、譲胡路裁判所により不当に懲役7年の実刑判決を言い渡され、7月30日に呼蘭刑務所に収監された。
2018年11月9日、呂さんは大慶市譲胡路警察支署の程と陳警官ら2人により、「社会秩序を攪乱した」という口実で市検察庁に書類を提出された。検察庁は逮捕状を出して、2019年3月30日に呂さんを現地裁判所に起訴した。2019年6月6日、譲胡路裁判所は呂さんに対して裁判を行ない、同7月1日に懲役7年の実刑判決、および4万元の罰金を科すと宣告した。
呂さんは上述の裁判を不服として、法律に基づいて大慶市中級裁判所に控訴したが、最終の裁判では一審判決が維持され、「原審の判決を維持する」とされた。
呂さんは大慶石油管理局内部の住宅建設会社の元職員で、住宅建設の予算を担当した。また、毎年会社の優秀社員として選ばれており、会社のリーダーや同僚らに公認された良い人である。
1999年7月、中国共産党により法輪功への迫害が始まって以来、呂さんは2回不当に身柄を拘禁され、1回は労働教養を強いられた。縄で縛られ、冷凍され、長い時間立たされ、棒で頭を叩かれ、飛行機が飛ぶ姿勢を取らされて長時間拷問され、靴のかかとで叩かれるなどの様々な残忍な拷問を受け、心身ともにおおきなダメージを受けた。解放されてからも、当局に嫌がらせをされ続けた。
さらに、呂さんが受けた経済的な迫害は1999年10月から始まった。北京へ陳情に行って戻った後、一方的に給料が停止された。あれから19年間、ずっと呂さんは給料をもらえなかった。2017年、65歳になった呂さんは定年退職するところを、勝手に会社側から除籍された。
大慶市の多くの住宅区の建物の予算は呂さんが自ら査定したもので、呂さんの技術力と仕事に対する熱心な取り組みによるものである。だが、中国共産党による法輪功学習者への迫害で、呂さん自身は住む所もなく追い出され、外で18年間の放浪生活を強いられた。
北京へ陳情しに行ってから、留置場に送られる前、ある警官は「予算査定の仕事だっけ・・・。 お前の会社のリーダーが来たぞ。お前を拘禁しないように求めた。お前は会社の唯一良い人で、汚職もせず、礼金をもらわず、宴会などの誘いにも全然行ったことがない人だから、留置場に送らないでほしいと頼まれた。従来から、礼金をもらっていないというのは本当なのか。十数年の間、礼金だけでも大額の金額になるはずなのに、もらわないとどのくらいの損をしたのか」と話しかけた。呂さんは「修煉していますので、全身の病気がなくなり、損をするものなんか何もありません」と返事した。
呂さんは法輪功を修煉する前は、胃病、高血圧、腎臓病などにかかり、いつもめまいを起こし、毎年ウィルスによるひどい風邪を引き、ひいては倒れて入院していた。長い間、呂さんは漢方薬や西洋医学の治療、民間治療法を探しわまっていろいろ試してみたが、完治しなかった。法輪功の修煉後、すべての病気が消えた。20年以上経ったが、呂さんは薬を飲んだことがなく、注射を受けたこともない。70歳近いが、呂さんは若い者のように歩ける。身体も精神も健康で、道徳観も高まってきた。呂さんは内心から法輪功創始者の済度に感謝し、修煉の機縁を大切にしている。
法輪大法の修煉は「真・善・忍」に従って、より良い人を目指しているので、人の道徳観を高めることができ、家庭にも社会にも良いことである。このような素晴らしい法輪功の功法をする善良な人達や、法輪功を修煉する良い人達が次々に連行されるべきではない。それだけではなく、逆に褒賞されるべきである。法輪功学習者たちが大法の真相を伝えることは、迫害を知らない人達を救うための正義感あふれる行為であり、社会の正義や社会の良知を呼び起こす行為でもあるので、必ず、法律によって保護されるべきものである。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)