【明慧日本2019年7月21日】大連市の法輪功学習者・許麗さんは、中国共産党による法輪功への20年間にわたる迫害の中で、不当に4年の実刑判決を宣告され、刑務所に拘禁された。2年前に解放された許さんは、2019年6月下旬に、再度、4年の実刑判決を言い渡された。
2018年10月28日午後7時ごろ、大連市高新園区派出所の警官ら4、5人がいきなり許麗さんが住んでいるアパートに駆けつけ、ドアを蹴り開けて室内に押し入った。室内に入ると、すぐに許さんを押さえつけ、部屋の中を隈なく家宅捜索した。情報筋によると、高園新区のどこかに中国共産党当局が自賛の標語板が塗りつぶされたため、警官らは何らかの手段を用いて許さんだと確定し、今回の連行を実施したという。
当日夜、許さんは姚家留置場に収容され、11月9日に逮捕状が出された
2019年5月29日午前10時より、高新園区裁判所は許さんに対して裁判を行なった。法廷で、当局は家宅捜索で許さんの家から押収した法輪功の関係資料の量でもって、許さんに対して量刑しようとしたが、許さんは「法輪功の関連資料はすべて私個人の財産で、例え電車何台分の量であっても違法なことはしていません」と述べた。弁護士も許さんが無罪だと主張し、強力に弁護した。許さんと弁護士の有力な弁護に対して、裁判官は返す言葉がなかった。しかし、今年6月下旬、許さんに懲役4年の実刑判決が言い渡された。
許さんは路線バスの運転手で、1996年に法輪功の修煉を始め、3カ月後に子宮内に三つの筋腫があったのが自然に消えた。両手のあかぎれの持病も治った。その上、精神的な面もだいぶ改善できて、善良で寛容な性格になり、思いやりがあり、会社の仕事をりっぱにこなし、個人の利益に対して無頓着になった。夫の両親にも親孝行をし、人を助けるのが大好きで、親族や会社の人、近所の人、皆に良い人であると認められた。
このような善良な人が、法輪功迫害の真相を伝えただけで何度も連行され、家宅捜索をされ、拘禁され、留置場や刑務所に入れられて残酷に迫害された。許さんは2013年7月に、海外での神韻公演のDVDを配布しただけで不当に連行され、懲役4年の実刑判決を言い渡され、遼寧省女子刑務所に収監された。そこで許さんは縛り上げる刑や電撃ショックを受け、酷く殴打されたり、冷蔵庫に入れられて冷却されたり、睡眠を剥奪されて、長時間立たせるなどの凄まじい拷問を受けた。
2017年7月21日に刑務所から解放された許さんは、今、現在再び不当に連行され、懲役4年の実刑判決を言い渡された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)