上海交通大学の学生・鐘一鳴さんが連行される
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 【明慧日本2019年7月17日】上海交通大学の1年生で、法輪功学習者である鐘一鳴さん(19歳男性)は学校の先生や学生に法輪功のことを理解してもらうために、自ら法輪功の真相資料を作って配布したが、大学側の監視システムに記録されて、連行された。そして、2019年7月5日、当局は鐘さんを留置場に送ったが、家族には鐘さんの拘禁された場所を一切教えなかった。

 鐘さんは遼寧省大連市金州開発区に住んでいたが、2018年9月に、鐘さんは上海交通大学に進学したため、上海に移った。

 先日、鐘さんの両親は突然、大学側からかかってきた電話を受け、すぐに学校へ来るようにと言われたので、両親は慌てて、航空券を購入した。2019年7月3日、両親は上海交通大学に行ったが、学校側に息子のことを調査中だと告げられた。

 原因を尋ねたところ、鐘さんは学校で明慧ネットにアクセスし、法輪功が世界中で広まっていることを知り、その素晴らしさを人々に伝えようと、両親から送ってもらった生活費を節約して、プリンターを買い、法輪功の資料を印刷した。それから、朝早くからその資料を学校で配布しているところを、監視カメラに撮られたという。

 法輪功は人に真・善・忍を教え、より良い人になることを教える佛家の修煉大法である。学習者は体の健康を得ることができ、道徳の向上もでき、さらに、法輪功は人の良知の維持ができ、社会に有益であり、合法であるため、憲法と法律に保護されるべきものである。

 しかし、上海交通大学の職員は、鐘さんが法輪功を学んで心身ともに健康で優秀な学生である事実を無視し、鐘さんに対して一連の調査を行なった。大学側は職員を鐘さんの卒業した大連市第二十四中学校へ派遣し、鐘さんのことを調べさせた。二十四中学校側は「鐘一鳴はお婆さんと一緒に法輪功を学んでいたらしい。この学校に在籍中に、彼は周りの生徒にも法輪功のことをよく話していた」と大学側に告げた。

 1992年から法輪功が広まり始め、もう27年も経った。人から人へ伝わり、法輪功迫害が開始される前から、すでに一億人以上が学んでいる。迫害が開始されてからも、法輪功を学び続けている人が多くいるが、学習者たちは穏やかな家庭を築き、安定した社会をもたらした。

 法輪功は当局がいう誹謗中傷している宣伝と違って、本当に素晴らいということを人々に知ってもらいたくて、鐘さんは法輪功の資料を配った。しかし、鐘さんは学校側に誰から学んだかと聞かれ、書面による反省文を書かされ、さらに、法輪功を放棄するようにと強いられた。

 しかし、鐘さんは法輪功の素晴らしさを分かっており、法輪功を放棄する反省文を決して書かなかった。

 そして、大学側が鐘さんを数日間尋問した後、鐘さんの両親を学校に呼び、鐘さんのことを簡単に話した。それから、7月5日、鐘さんは強制的に上海にある留置場に送られたが、両親は息子の行方を一切教えてもらえなかった。

 両親は息子のことを心配しているが、どこにいるか、どんな迫害に直面しているかもわからず、上海のほうぼうを訪ね回ったが、結局、どこにいるか鐘さんの所在がわからなかったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/8/389715.html)
 
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