瀋陽第一刑務所の迫害で佟躍亮さん 失明状態
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年7月14日】遼寧省錦州市の法輪功学習者・佟躍亮さんは懲役5年の実刑判決を言い渡された。そして、2018年6月、佟さんは遼西刑務所に収容されたが、その後、瀋陽第一刑務所に移された。2019年6月28日、家族が佟さんと面会したときに残忍な迫害で、佟さんの目は失明に近い状態になっていた。瀋陽第一刑務所側は以前に、「『転向』しないと、治療を受けさせない」と言ったことがあるという。

 佟さんは錦州市北鎮常興店鎮にある学校の元教師であった。2017年3月20日、授業が終わったときに、佟さんは錦州市のネットを監視する警官らと溝帮子派出所の警官らによって連行され、錦州留置場に入れられた。

 その後、2017年12月1日午前9時に、北鎮市裁判所は佟さんに対して不当に開廷した。そして、2018年2月2日、佟さんは裁判所に懲役5年の実刑判決を宣告され、さらに、罰金2万元を科された。

 2019年6月28日、家族は瀋陽第一刑務所の第19監区に拘禁されている佟さんと面会した時、佟さんは人に支えられて出てきた。様子がおかしいと気づいた家族は、原因を聞いたところ、佟さんに「ものが良く見えなくて、失明寸前になっている」と告げられた。

 つい最近、19監区の隊長は家族に5000元の支払いを要求し、「佟躍亮の目を治療するためだ」と言ったが、なぜ、そんな状態になったのかは説明しなかった。

 19監区は法輪功学習者を厳格に管理している監区で、佟さんはかつて、「ここでは太陽の光を浴びたことがなかった」と言った。19監区の隊長は家族に「佟躍亮に目の検査を受けさせたが、もう治らないと言われた」と話した。それで、家族は外部の病院での治療を受けさせるために、仮釈放を求めたが拒否された。家族はこのまま放置してはいけないと言うと、隊長に「リーダーに告げ口しようが、どこに訴えようが、好きなようにすればいい」と言われた。

 佟さんは瀋陽刑務所に入れられて間もなくして、視力が低下する現象が現れていた。第19監区は閉鎖的で厳しく管理しているため、中でどんな迫害を行なっているのか、よく知られていない。家族は2018年11月末、やっと1回目に佟さんと面会ができたとき、すでに、佟さんは人の姿が良く見えない状態だったので、家族が治療してほしいと同刑務所側に求めたが、佟さんが「転向」しない限り、治療は受けさせないとはっきりと言われたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/7/389689.html)
 
関連文章