【明慧日本2019年7月12日】(遼寧=明慧記者)遼寧省丹東市の振安区裁判所は2019年5月19日、法輪功学習者・邵長華さんに対して2回目の裁判を行ない、邵さんを罪に陥れるため「証人」として出廷する人物まで呼んで来た。2019年5月30日、邵さんは懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。邵さんはこれを不服としてすでに控訴した。
邵さんは1999年4月5日から法輪功を学び始めた。以前はひどいリューマチなど多種の病気を患い、歩くことや出勤することすらも辛かった。法輪功を学んでから、邵さんは法輪功の教えである「真・善・忍」に従い自らを律し、人助けをすることを喜んで行ない、モラルを高めた。すると、邵さんの病気は完治し、同僚にまるで別人のようになったと言われた。
1999年7.20、中国共産党が法輪功を迫害し始めた以降に、邵さんは法輪功を放棄しないという理由で、かつて二度も実刑を言い渡されたことがある。遼寧省女子刑務所で邵さんは想像を絶するほどの迫害を受け、人間の極限を上回る残酷な拷問をされ続けた。邵さんは刑務所で、警官の指図を受けた受刑者らに服を脱がされて蹴られ、電撃ショックを与えられた。その上、睡眠を剥奪され、水を飲むこともトイレに行くことも許されなかった。そして、10本の指と爪の間を針で刺されたり、生殖器や目に辛子を入れられたり、乳首をひどくつままれるなどの、非人道的な残虐な拷問を受け続けたという。
2018年8月17日、邵さんは友人を見送った際に、外で待ち伏せていた警官らは邵さん宅に侵入し、家宅捜索をした。その後、家族が派出所に行き邵さんを連行した理由を聞くと、警官は「1年前、邵長華は学習者の趙雪景、孫立豪の2人と一緒に、法輪功のことが書かれた紙を貼ったからだ。大したことはないので、7日後に釈放する。あの2人はすでに解放された」と言った。
しかし、警官の話とは違っていた。家族は邵さんが連行されて5日目に、丹東市拘置所に会いに行ったが、邵さんはすでに同市留置場に送られていた。
2018年9月19日、家族が依頼した弁護士は留置場で邵さんと面会した。残忍な迫害で健康状態が悪くなった邵さんは人に支えられながら出て来た。これを知った家族はすぐに派出所へ行って、邵さんの解放を求めたが、警官にこの案件はすでに検察庁に渡したと言われた。そこで2018年10月15日、妊娠7カ月の身重な邵さんの娘が丹東市元宝区検察庁まで足を運び、本案件の担当者に会った。しかし、担当者からは「お前の母親が始末書を書かない限り、この案件を裁判所に移すしかない」と言われた。
2019年4月11日午前9時、邵さんの家族は丹東市振安区裁判所の裁判官から「今日の10時から、邵長華に対して開廷する」と知らせの電話を受けた。
法廷で邵さんは自己弁護し、無罪を主張した。裁判は1時間半で終わらせた。警官が邵さんを法廷の外へ連れ出したとき、邵さんは「真・善・忍を学ぶことは良いことで、私は無罪です。法輪功は世界中に広まっています」と大声で訴えた。
2019年5月19日、丹東市振安区裁判所は邵さんに対して2回目の裁判を行ない、邵さんを罪に陥れるため「証人」まで呼んで来た。そして、2019年5月30日、邵さんは懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。