内モンゴル赤峰市の呉井剛さん 懲役6年の実刑
【明慧日本2019年9月27日】内モンゴル赤峰市バイリン左旗の法輪功学習者・呉井剛さんは最近、懲役6年の実刑判決を言い渡された。この9月17日、家族は「裁判所からの通知が遅すぎて、控訴の手続きをする時間が無くなった」と弁護士からの電話を受けた。
呉さん夫婦は赤峰市バイリン左旗の妻の姉の賃貸している部屋に住んでいた。2019年3月29日午前、現地の国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らは呉さんの家に押し入り、家宅捜索をして、法輪功の関連書籍、パソコン、プリンター、現金1万2千元あまり(およそ18万1000円)など個人財産を押収した。そして、呉さんと70代の母親を連行した。その後、母親は解放されたが、呉さんは留置場に収容された。
2019年4月17日午後、留置場の法医学担当の警官・田志軍は何の理由や説明もなく、いきなり呉さんを監室(共同室)から警官事務室に連れて行き、呉さんの顔を思い切り蹴ったり、鞭で胸や背中を叩いたりして、呉さんを意識不明にさせた。当時、留置場のほかの警官ら4、5人がこれを目撃したという。
2019年7月19日、現地裁判所は呉さんに対して裁判を行なった。弁護士は無罪を強く主張して弁護したが、裁判に僅かな影響も果たすことが出来なかった。最終的に、呉さんは懲役6年の実刑判決を下された。この判決を受けて、すぐにも控訴しようとしたが、裁判所からの決定通知が届くのが遅すぎて、控訴の手続きをする時間が無くなり間に合わず、控訴できなかったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)