遼寧の王宏柱さん 3年6カ月の判決に控訴する
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 明慧日本2019年8月29日】(遼寧=明慧記者)遼寧省海城市南台高校の教師で、法輪功学習者・王宏柱さん(43)は、海城市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らにより連行され、海城市留置場に1年間拘禁された。2019年5月20日、王さんは鞍山市立山区裁判所で裁判にかけられ、7月23日に懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された上に、5千元の罰金を科された。現在、王さんはすでに控訴した。

 2018年8月22日、遼寧省公安庁の指示の下で、遼寧省内の営口、朝陽、撫順、凌源、錦州、大連、瀋陽、黒山、鞍山、葫芦島の全部で10の県と市の法輪功学習者46人が、強制連行された。情報筋によると、王さんは随分前から計画的に尾行されていたという。


王宏柱さん

 王さんは高校時代にノイローゼを患って、頭痛で毎晩眠ることができず、1年間休学せざるを得なくなった。王さんの両親はあちこちの医者を訪ねたが、好転しなかった。その後友達を通じて、法輪功に出会った王さんはわずか数日で頭痛が治り、多くの奇跡が身体に現れた。このおかげで、王さんは人生の意義が分かり、無病で軽い身体になって学校に戻り、1996年に瀋陽師範大学の物理学部に合格した。

 1999年7.20以降、王さんは法輪功を学んでいるという理由で、龍山洗脳班に閉じ込められ、長期にわたって洗脳による迫害を受けた。撫順の農村に住む王さんの両親は息子のことを知って、目の前の現実を受け止められず、家財のすべてを投げ捨てて、龍山洗脳班の近くに家を借り、毎日洗脳班に通い法輪功を放棄するようにと王さんを説得した。両親の涙、洗脳班での拷問による圧力、大学の卒業証明書を発行されるかどうかの各方面のプレッシャーで、王さんは自分の本心とは違う「法輪功を放棄する保証書」を書き、2000年に大学に戻った。2000年、王さんは優秀な成績で卒業し、本渓市本鋼工業学院附属高校に就職して物理の教師になった。

 2001年10月18日、王さんは再び法輪功を学び、迫害の真相を伝えたため、労働教養を2年科され、本鋼工業学院附属高校から公職を除名された。

 解放された後、王さんは私立教育学機関で教員を務めた。2006年、王さんはずば抜けた成績で、遼寧省海城市南台高校の教員試験に合格し、南台高校の物理教師になった。仕事の中で王さんは、たゆまず励んで業務をこなし、上司や生徒の間でも好評で、長年高校3年生の担任と物理の教師を努めた。


王宏柱さんが受けた表彰状と証書

 2018年8月22日、鞍山海城市公安支局の国内安全保衛大隊の副隊長・楊松と警官・胡世竜は、王さんの勤務先に行き、王さんを連行した後、王さんの臨時の住所を家宅捜索して、携帯電話やノートパソコン、3万元の現金および用意した4500元の両親の生活費まで押収した。翌日の8月23日、警官はまた南台高校に行き、王さんが使用していたデスク用のパソコンを持ち去った。

 鞍山国内安全保衛大隊、海城国内安全保衛部門、鞍山市騰鰲派出所の二十数人の警官らが、さらに王さんの家に押し入り、王さんの妻と未成年の子どもの前で、家宅捜索を行ない、法輪功の書籍、妻のパソコン、授業用のUSBメモリカードなどの私有物を押収した。

 2019年7月23日、鞍山市立山裁判所は王さんに対して判決文を下達し、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告した上に、さらに5千元の罰金まで科した。

 王さんはそれを不服として、2019年8月1日に海城市留置場で控訴状を手渡し、無罪での解放を要求し、さらに、3万6521元の現金およびパソコン、プリンターなどの私有物品を返すようにと求めた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/11/391312.html)
 
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