「学んでいる」と答えただけで 懲役1年6カ月宣告
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年8月6日】(遼寧=明慧記者)大連市のソフトウェアエンジニアで、法輪功学習者・劉肖雄さん(33)は、「(法輪功を)学んでいる」と答えただけで、七賢嶺派出所・所長の毛宏亮に拘束された。2019年7月8日、甘井子区裁判所は劉さんに対して懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡し、さらに3000元の罰金を科した。劉さんはすでに控訴したという。

 劉さんは大連市和衆信拓科技有限会社の元ソフトウェアエンジニアで、いつも善をもって人に接し、誠実な人である。劉さんの友人たちは、「劉さんとは十数年の知り合いで、劉さんのことをよく知っています。彼は善良で誠実で、違法なことをするわけがありません。好人物です」と話した。

 2018年7月25日午前10時過ぎ、大連市七賢嶺派出所の警官は劉さんに電話し、「暫定居住証を取りに来い」と派出所に呼びつけた。劉さんは派出所に向かい、1階のホールに着き、「暫定居住証」を受け取る窓口を聞いたところに、所長の毛宏亮が上から降りて来た。毛は劉さんに向かって、「お前、法輪功を学んでいるのか?」と聞いた。劉さんは「学んでいる」と答えた。それを聞いた毛は「学んでいるなら、もう家には帰らせない」と言って、その場で劉さんを拘束した。

 その日の午後、警官らは劉さんの家に行き、家宅捜索をし、法輪功の関連書籍、パソコンなどの私物を押収した。

 2019年5月20日、大連市甘井子区裁判所の裁判官の金華は、劉さん本人にも、家族にも弁護士にも事前に通知することなく、秘密裏に裁判を行なった。劉さんの家族は裁判所に控訴状を提出し、裁判官・金華の違法行為を是正し、不当な裁判を取り消すように要求した。

 しかし、2019年7月9日、劉さんは懲役1年6カ月を宣告される判決文を受け取った。そして、劉さんは7月16日に大連市高等裁判所に控訴し、無罪での解放を求めた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/29/390767.html)
 
関連文章