長春市高等裁判所 李紹志さんに懲役5年を維持
■ 印刷版
 

 【明慧日本2019年9月18日】(黒龍江=明慧記者)黒竜江省佳木斯市の法輪功学習者・李紹志さん(54)は、長春市南関区の警官により連行され、2019年5月10日に懲役5年の実刑判決を宣告された。李さんはこれを不服として長春市高等裁判所に控訴したが、長春市高等裁判所はわざと弁護士を困らせ、不当判決を維持した。

 李さんは2017年9月22日、長春市の警官らにより連行され、家宅捜索を受けた。2018年11月16日、南関区裁判所は李さんに対して裁判を行ない、弁護士の根拠に基づいた弁護を無視して、懲役5年の実刑判決を言い渡した。

 李さんはこの判決を不服とし、長春市高等裁判所に控訴した。李さんの家族は弁護士に依頼したが、長春市高等裁判所は八方手を尽くして弁護士の介入を阻止した。2019年5月16日、弁護士は長春市第三留置場に拘禁されている李さんとの面会を申し出たところ、留置場側は「司法局へ行き、この案件の記録を準備しなさい」と言って、面会を阻止した。

 2019年6月12日、弁護士は本案件を調べるため長春市高等裁判所に行った際に、裁判官はデータファイルを弁護士に渡した。弁護士は帰った後、ファイルに暗証番号が設定されて開かないことに気づき、電話で裁判官に尋ねた。しかし裁判官に暗証番号を知らないと言われ、弁護士は「それでは、公文書を郵送して下さい」と頼んだが、なかなか郵送してくれなかった。そして、弁護士はもう一度長春に行って公文書を調べると要求したところ、裁判官は自分の用事で都合が悪いと言って拒否したという。

 2019年8月1日、弁護士は再度長春市第三留置場に行き、やっと李さんと面会することができた。その際に、「この案件の裁判官は留置場の監視カメラから、妻の写真と来た時に乗っていた車のナンバーを探し出し、弁護士を辞退するようにと脅かし、辞退しなければ、妻と車の所有者を調査する」と言われたことを、李さんは弁護士に話した。

 最近、長春市高等裁判所は李さんに対する懲役5年を前回と同様に、原審を維持するとした。

 李さんは1998年8月に法輪功を学び始め、2006年にも連行されて、懲役5年の実刑判決を宣告されたことがある。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/9/10/392660.html)
 
関連文章