寧夏最高裁判所 栾凝さんに懲役10年の一審維持
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 【明慧日本2019年9月7日】寧夏省銀川市(ぎんせんし)法輪功学習者・栾凝さんは2019年4月、寧夏銀川市中級裁判所により懲役10年の実刑判決と、罰金10万元を言い渡された。栾凝さんはこの判決を不服として、すぐに寧夏最高裁判所に控訴した。最近、寧夏最高裁判所刑二廷の裁判長・楊子楠、裁判員・徐寧と蘭東興の3人は合議により、栾凝さんの控訴を棄却して一審判決を維持した。最高裁判所は公開されるはずの法廷審理を行なわず、弁護士の意見も受け入れず、無理やり、元の裁判をそのまま維持した。

 栾凝さんは今年60歳で、学歴は大学卒である。寧夏労働人事庁教育センターの元副主任を務め、寧夏法輪功輔導站の第二責任者でもあった。1999年7.20から中国共産党による法輪功への迫害が始まって以降、栾凝さんは3回にわたって連行され、2回の判決(懲役3年と4年の実刑判決)を下され、4回の家宅捜索を受け、洗脳班に1回拘禁され、職場の部署を除籍されて仕事を失い、退職金や年金などすべて失った。

 2017年8月27日、栾凝さんは再度連行され、銀川市留置場に入れられた。そこで、強制的に採血されたことがある。

 2018年3月20日、現地の興慶区検察庁は書類を同区の裁判所に提出した。寧夏610弁公室の人員らは興慶区の公安と司法を操って、栾凝さんに対して「国家政権の顚覆を煽動する罪」を追加させた。栾凝さんの弁護士は「区裁判所には『国家政権の顚覆を煽動する罪』の判決権がない」と指摘したため、区検察は書類を上級の銀川市検察庁に提出した。同年9月5日、銀川市検察庁は書類を銀川市中級裁判所に送ったが、2018年10月、「証拠不足と事実無根である」という理由で中級裁判所より検察庁に書類を差し戻された。検察庁は諦めず再度、書類を中級裁判所に提出した。2019年1月10日、中級裁判所は栾凝さんを法廷審理する以前のいわゆる公聴会を開いた。栾凝さんが依頼した2人の弁護士は無罪を主張し、極力意見を述べた。

 2019年2月14日、寧夏銀川市中級裁判所は法廷審理を開いた。銀川市検察庁及び興慶区検察の検察官3人は原告として、栾凝さんを罪に陥らせるように事をでっち上げて、誹謗中傷した。法廷審理の途中で、1人の弁護士は裁判官により、無理やり法廷から追い出された。

 法廷審理をする前に、弁護士の調べによって以下の事実が判明した。1、ある警官が栾凝さんを偽装して郵便局に行って、「反動的な書類を郵送する」の欄にサインをした。2、警官は血液が付着した偽の手紙を出し、その偽の手紙は栾凝さんのものだと勝手に捏造した。証拠は、DNAの検査により、その血液は栾凝さんの血液だという。3、DNAの検査で手紙に残った血液は、栾凝さんのものだと言う可能性は99.999999%だとレポートに書かれていた。しかし、こんな精確な数字は人体から直接採血したり、細胞を取ったりした数字で、手紙に残った血液からの数字ではないことは明らかである。つまり、DNA検査の担当者は栾凝さんから直接採血された血液を直接、DNA検査したのだった。栾凝さんが留置場に収容されていた期間中、強制的に採血されたことがある。弁護士は、DNA検査の担当者が法律違反をしたと訴えたが、裁判官はそれには応じなかった。

 2019年4月16日、寧夏銀川市中級裁判所は栾凝さんに懲役10年の実刑判決と罰金10万元という判決を言い渡した。栾凝さんはこの判決を不服として、すぐに寧夏高級裁判所に控訴した。家族が依頼した2人の弁護士も高級裁判所の裁判官3人に面会し、栾凝さんの案件に存在する問題点などを指摘した。しかし、高級裁判所は最終的には元の裁判を維持するという判決を下した。8月7日、栾凝さんは寧夏石嘴山刑務所に移送され、そこの「厳重監獄区」に入れられた。家族が面会に行ったが、刑務所側により面会を禁止されたと言う。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2019/8/27/391966.html)
 
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