遼寧省鳳城市の法輪功学習者2人に実刑判決
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 【明慧日本2019年1月24日】遼寧省鳳城(ほうじょう)市の法輪功学習者・呉娟さんと王莉さんは1年近く拘禁され、2018年12月27日に同市裁判所に懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。

 呉さんと王さんは2018年2月1日、赫家溝で住民に法輪功の真相資料の小冊子と年賀の絵を贈った際に、中国共産党当局の法輪功に対する誹謗中傷の宣伝を信じている村長に通報され、呉さんと王さんは鳳山公安分局の警官ら数人によって連行された。

 その後、警官らは呉さんの家と王さんの家を家宅捜索した。その翌日、呉さんと王さんは丹東留置場に送られた。警官らは呉さんをパトカーに乗せようとした時、呉さんは「法輪大法は素晴らしい!」と叫びながら乗車を拒否し抵抗したが、数人の警官によって強制的にパトカーに乗せられた。

 呉さんと王さんが連行されたことを知った家族たちは何度も鳳山公安分局に行き、2人の解放を求めたが、拒否された。

 そして、家族たちは呉さんは何も犯罪を犯していないのに、連行を行った警官の方が犯罪者だと考え、告訴状を書いた。しかし、警察は立案せず、逆に家族に圧力をかけて、脅迫した。

 5月21日、鳳城市検察庁と鳳山公安分局は呉さんと王さんを同市の裁判所に起訴した。

 8月16日、裁判所は呉さんと王さんに対して不当に開廷をした。法廷で弁護士2人が呉さんと王さんの無罪を主張した。

 李弁護士は「宗教や信仰は『憲法』が公民に与えている個人の自由な権利です。信仰しているものが良いか悪いか、正か邪か、優れているか劣っているか、信仰する人自身で判断するものです。どんな国家機関であれ、どんな社会団体であれ、どんな組織であれ、誰もこれらを干渉する権利はありません。『刑法』第251条によると、国民の宗教の信仰への自由を奪うことはできず、これを犯すと犯罪になります」と弁護した。

 趙弁護士は「今まで、我が国に現行の刑事法律規範と司法解釈では法輪功が邪法だと認定していません。従って、明確な法律的な根拠が無いかぎり、罪にはならず、処罰もできません」と弁護した。

 裁判中に、裁判長は数回も弁護士の話を故意に中断させた。裁判は3時間にも及んだが、裁判長は裁判の結果を出さずに、休廷と宣告した。

 しかし、2018年12月27日、裁判所は法律を無視し、呉さんと王さんに同じように懲役3年6カ月の実刑判決と1万元の罰金を言い渡した。

 現在、これを不服として、呉さんと王さんは高等裁判所に控訴の準備をしているという

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/1/12/380275.html)
 
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