重慶の上級エンジニア 秘密に裁判され永川刑務所に移送
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 【明慧日本2018年11月13日】(重慶市=明慧記者)重慶市の法輪功学習者・王忠明さん(53歳男性)は教授レベルのエンジニアである。2018年の6月末ごろ、渝北区裁判所に事実を無視され、不当に懲役3年6カ月の実刑判決を宣告されて、重慶市地方裁判所に控訴した。最近になって、弁護士が重慶市地方裁判所に連絡して、地方裁判所の二審の判決が完了していたことが分かった。家族が渝北区拘置所に電話して、王忠明さんが重慶市永川刑務所に移送されていたことが分かった。

 二審は本当に開廷したのか、いつ開廷したのか、どんな裁判の過程であったのか、どんな裁判の結果になったのかについては、弁護士と家族には一切通知がなかった。

 王忠明さんは1965年生まれで、重慶大学の優等生で、優秀な成績を認められ修士課程に推薦された。1989年修士課程を修了して、元重慶鋼鉄研究院であった現在の中冶賽迪に就職した。しばらくの間、B型肝炎を患って病気で約8年間苦しめられた。法輪功を修煉して病状が消え、健康を回復した。その後、中冶賽迪の「中青年専門家」としての教授レベルのエンジニアになった。他の会社が商品を販売するため、王忠明さんに依頼する時に、金品を渡されても、「法輪功を修煉しているので、真・善・忍に背くことはいたしません」と言って、それらの申し出をすべて固く断った。

 2017年9月28日午前7時ごろ、王忠明さんが出勤のため家を出たところで、渝北区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と大溪沟派出所の警官らに家に押し入られて、不当に連行され、家宅捜索を受けた。国内安全保衛部門の警官全員が私服警官で、身分証明書も示さなかった。何の理由で家宅捜索がされたのか、法輪功を修煉していることが原因なのかと聞くと、警官はただ「違う」と否認した。そして「ドアをノックする運動」でしょうかと聞いたら、警官は「お前はうるさい」と言っただけだった。示された捜査証明書は「法律に基づいて、あなたの家の家宅捜索を実施する」とだけの内容が書かれているだけで、公安局局長のサイン欄は空白であった。

 王忠明さんが理由無しで連行されて、家族には無限な苦痛を与え、会社の仕事にも重大な支障をもたらした。王忠明さんの所属部門長らが繰り返し国内安全保衛部門と協議をし、渝中区国内安全保衛部門に行って、面会を要求したが拒否された。11月3日、王忠明さんの逮捕が認められ、渝中区拘置所から渝北区拘置所に移送され拘禁された。

 2018年1月26日、王忠明さんに対して渝北区裁判所は開廷した。2人の弁護士が法律に基づいて無罪を主張したにもかかわらず、事実を無視され、6月末ごろ不当に懲役3年6カ月実刑判決を宣告された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/10/28/376320.html)
 
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