【明慧日本2018年8月21日】遼寧省鞍山市の58歳の法輪功学習者・于影さんは鉄東区裁判所により、懲役3年の実刑判決を宣告された。この判決を不服として控訴したが、中級裁判所により原裁判を維持するとされた。2018年7月17日、于さんは遼寧省女子刑務所に収監され、法輪功学習者を迫害する専門の二監区に拘禁された。
同月23日、家族は刑務所側から電話を受けた。それは于さんに高血圧の症状が現れ、同時に子宮癌も見つかったという。それに加え、高い血圧を抑制することも難しく、いつなんどきでも脳血栓の症状が起きるか分からず、今、危篤状態だと告げられた。
25日、家族は病院に行き、于さんに面会したが、于さんの目の回りはひどく黒ずんでおり、睡眠を剥奪されるなどの迫害を受けていたのではないかと疑った。
于さんはひどく衰弱しており、歩くこともままならず、2人の支えが必要であった。刑務所側は于さんの血圧を下げるために、于さんに大量の薬を飲ませた。その結果、薬の副作用で血管が拡張し、血管が破裂する恐れがある。大量の薬を飲まされた于さんは、心臓がバクバクと早まり、健康状態がより一層悪化した。
家族は刑務所側に医療を受けるための保釈を申請した。さらに家族は「刑務所で于さんに何か異変が起きれば、刑務所側はすべての責任を負わなければならない」と言った。
于さんは法輪功を長年修煉しており、修練により多くのものを受益した。2017年5月9日、于さんは人に法輪功の真相を伝えた時に、中国共産党の虚言に騙されている人に警察に通報され、鞍山市唐家房派出所の警官らにより連行された。当日、同時に連行されたのは64歳の李素娥さんという学習者もいた。現地の検察庁は同年10月下旬、于さんと李さんの書類を裁判所に提出した。鉄東区裁判所は同年12月4日、2人に懲役3年の不当な実刑判決を宣告した。2人とも控訴したが、原裁判を維持するものとなった。だが、中級裁判所は裁判の結果を弁護士や家族に知らせなかった。
留置場にいたときに、于さんはすでに血圧が220/160mmHgに達し、目眩(めまい)の症状がしばしばあった。2018年2月、留置場内部の診察で于さんは心臓肥大と診断され、いつどこにいても命の危険性があるという。于さんが刑務所に移送された3日目に家族が面会に行ったが、刑務所側に拒否された。1週間後、家族は刑務所側から于さんが「重病で危険である」という電話を受けた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)