張成花さん 何度も法律の執行者に騙される
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 【明慧日本2018年5月26日】黒龍江省密山市の法輪功学習者・張成花さん(78)は、道端で地元の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に引っ張られ、「ちょっとお宅におじゃまし、少し話がある」と声をかけられた。しかし結局、家財を押収されてしまった。また、「水道管調査員」と名乗る者に裁判所まで連行された。そして、2018年3月27日、張さんは懲役1年の実刑判決を宣告され、罰金1万元を科された。

 張さんの家族は急いで現地の弁護士に依頼して中級裁判所に控訴し、弁護士から要求された代行費の5500元を支払った。

 2018年4月19日午後、家族は中級裁判所に行ってこの案件を尋ねた際に、内線に出た担当者は自分の名前を公開せずに「この案件の公文書はまだ届いていない」と返事した。しかし、家族は依頼者の名前を教えると、電話の応対者はすぐに「法輪功の案件だ」と言った。

 4月21日、家族と弁護士は一緒に留置場に行ったが、弁護士だけが張さんと面会ができた。面会のあと、弁護士は「張さんは自分を雇う意思がない」と話した。その次に、家族と弁護士はまた中級裁判所を訪ねたが、やはり弁護士だけが入廷することができ、家族は外にいるようにと遮られた。家族は、その弁護士が裁判所に協力して有罪の弁護を行おうとすることが分かり、憤ってその弁護士の弁護を辞退した。それで、弁護士は2千元だけ返金してくれた。家族と友人は自ら弁護をしたいと申し出た際に、中級裁判所の関係者・楊宗遠は「身分証明の登録証明書をもらって来なさい」と要求した。

 家族は帰って来て、現地の派出所へ身分証明の登録証明書を申請したが、派出所の係員は「身分証は公安部が発行しているものが最も良い証明である、よって身分証明の登録証明書がいる訳がない」と言い、発行しなかった。

 5月2日、中級裁判所側は家族に「裁判所に来なさい」と電話をかけた。翌日、家族は裁判所に着いた時、楊宗遠は事前に準備した判決文を取り出して、家族の署名を求めた。

 しかし、判決文に明記してある判決時間は2018年4月28日のもので、「一審判決を維持する」と書かれていた。張さんの友人は「私達が納得いかないのは張さんはどのような法を犯したのか、なんの法を犯してたのか? ということと、またもし、私達があなた方の判決が不服だとすれば、どうすればいいのですか?」と楊宗遠に聞いた。楊宗遠は「上告すればいい」と答えた。友人は「何回まで上告できますか?」と尋ねると、「1回だけだ」と答えた。友人は帰ってから法律の書類を調べたところ、上告の回数については制限がなく、問題が解決されるまで、ずっと上告できるということが分かったという。

 
(中国語:http://search.minghui.org/mh/articles/2018/5/7/365090.html)
 
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