内モンゴルの孟慧玲さん フフホト女子刑務所に収容
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 【明慧日本2018年11月25日】内モンゴル・ジャラントン市の法輪功学習者・孟慧玲さん(57歳女性)は、当局の裁判所に懲役2年の実刑判決を宣告された。その後、孟さんはこれを不服として、控訴した。2018年7月26日、「二審」の時に裁判官は裁判を早々に終わらせて、「原判決を維持する」という結論を出した。そして、同年9月、孟さんはフフホト女子刑務所に送られた。

 ダウール族孟さんはジャラントン市に在住しており、英語の教師である。孟さんは1997年から法輪功を学び始め、心身ともに健康を取り戻した。

 2017年8月24日、孟さんは法輪功学習者・王宝華さんの家でほかの法輪功学習者13人と一緒に、法輪功の書籍・『轉法輪』をみんなで読んでいた。その日の午後、ジャラントン市の副市長、公安局の局長ら3人、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官、610弁公室の警官、特殊部隊の警官ら20人が突然、王さんの家に不当に侵入し、王さんの家にいる学習者たちを一斉に連行した。

 その後、孟さんはアロン旗留置場に送られた。留置場で孟さんは足枷をつけられたまま歩かされ、留置場のルールを学ぶことを強いられた。孟さんはこれに従わなかったため、ずっと足枷をつけたままで歩くことを強いられたため、足首に深い傷を負い歩くのが困難になった。

 その後、ジャラントン市公安局、610弁公室の警官らは「万能鍵」を使って、誰もいない孟さんの家に不当に侵入し、家宅捜索を行った。そして、法輪功の書籍、パソコン、生活費として置いてあった現金1万元などの私有物品を押収した。

 2018年2月6日、孟さんに対して不当に開廷した際に、傍聴席には司法関係者らと警官らがいっぱい座っていた。しかし、孟さんは怖がらずに「私は何一つ法を犯していません。良い人になるのが罪になるのでしょうか」と堂々と自己弁護をした。

 公訴人は孟さんの家から押収した1000枚の法輪功迫害の真相資料をいわゆる証拠として提出した。

 法廷で弁護士は「2011年3月1日、中国新聞出版総署は法輪功書籍の出版禁止令を破棄しました。したがって、法輪功関連の資料を押収した警官の行為は窃盗事件になるのではないでしょうか」と指摘した。さらに「法輪功を邪教だと言ったのは共産党の元リーダーの江沢民の仕業です。法輪功の書籍はみな、人に真・善・忍に従って良い人になることを教えている良書で、政治には全く関係ありません。それに、法輪功は自殺行為を禁止しています」と述べた。

 弁護士の話に対して、裁判官も公訴人も反論しなかった。その場にいる人達は法輪功が合法で、法輪功学習者を連行したり、拘禁することは違法行為だとわかっていた。それにもかかわらず、裁判官は法律を無視し、孟さんに懲役2年の実刑判決を言い渡した。

 孟さんはすぐさま控訴した。2018年7月26日に孟さんの案件の二審が行われた。法廷で弁護士は引き続き孟さんの無罪を主張したが、裁判所側が裁判を早々に終らせて、原判決を維持するという結果を出した。

 2018年9月、孟さんはフフホト女子刑務所に収容された。しかし孟さんは連行されてから刑務所に入れられるまで、留置場ですでに1年1カ月の間、不当に拘禁されていたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/11/6/376748.html)
 
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