重慶市の72歳の藍太蓮さん 懲役4年の実刑判決
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 【明慧日本2019年7月5日】重慶市江北区裁判所は2019年6月13日、法輪功学習者・藍太蓮さん(72歳女性)に懲役4年の実刑判決と罰金5000元の判決を宣告した。藍さんは判決を不服として、重慶市第一中級裁判所に控訴した。

 藍さんは重慶市合川区に在住で、2019年1月29日と30日、「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と書かれた真相紙幣で買い物をしたことと、法輪功の資料を所持していたという理由だけで、判決を下された。

 藍さんは法輪功を学んでおり、この法輪功は生命双修の功法で、第一式から第五式の功法がある。法輪功は宇宙の特性の「真・善・忍」を原則とし、人により良い人になるようにと教え、誰でも学ぶことができる。世界の100の国と地域に伝わっている。

 しかし、1999年7.20から、中国の江沢民グループは国のありとあらゆる宣伝機関を利用して、法輪功への誹謗中傷をし始め、人々を欺いた。そこで、藍さんは人々が騙されないように、法輪功の素晴らしさが書かれた真相紙幣を買い物の時に使った。

 藍さんは裁判所に判決を下された後、第一中級裁判所に控訴した。控訴状に藍さんは次のように書き記した。「私は法輪功を信仰していますが、何も悪いことではありません。信仰は個人の自由です。判決は事実を無視し、甚だしい違法行為をした上、さらに、冤罪(えんざい・無実であるのに犯罪者として扱われてしまうこと)を作りました。その冤罪を取り消すべきで、これらをすべて改め、無罪にしてください」

 「われわれ法輪功を信仰する者は政治団体ではありません。『ある勢力』でもありません。私たちはただ、真・善・忍に従って、自分の道徳を向上させ、良い人になるだけです」

 「法輪功は中国の憲法でも完全に合法です。このことは、検察も裁判官もはっきりわかっているはずです。裁判官には正義が必要で、良知に従って物事の善し悪しを判断すべきです」

 「私が会った人々にも関連しています。冤罪、不公正な扱いは人々の尊厳と安全を脅かします。冤罪を作る人や自分の職責を無視する人は、いつかその報いを受け償わなければなりません」

 また、法輪功を学んでいるという理由だけで、藍さんは2017年に判決を受けたことがある。

 2016年4月6日午前、藍さんはある法輪功学習者の家で、数人の学習者と一緒に法輪功の書籍を読んでいた時、水道修理業者だと名乗る合川国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官ら7~8人に不当に侵入された。警官らは藍さんなどの学習者たちを強制的にパトカーに押し込み、魚城派出所に連行した。午後、学習者たちは病院に連れて行かれ、身体検査を強いられた後、合川留置場に送られた。

 藍さんは留置場で拘禁され、37日後に合川五尊洗脳班に移送された。洗脳班で藍さんは毎日、法輪功を誹謗中傷するビデオを見せられ、中国共産党の歌を歌わされ、「転向」を強いられた。

 そして、2017年3月22日午前、合川区裁判所は藍さんに懲役1年の実刑判決、執行猶予2年を宣告され、罰金2000元を科されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/19/388911.html)
 
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