【明慧日本2019年6月12日】(黒龍江=明慧記者)黒龍江省賓県の法輪功学習者・譚広梅さんは、2018年11月9日、賓県公安局による一連の「大規模な統一連行」の集団行動の中で連行され、ハルビン市第二留置場に拘禁されてから、すでに半年以上経った。現在、譚広梅さんは裁判に直面している。
もし、中国共産党が法輪功を弾圧しなければ、譚広梅さんの両親はのんびりと晩年を過ごせるはずだったが、20年間にわたる迫害の中で、罪のない善良な息子と娘が相次いで連行され、拘禁され、そして、警官らが何度も自宅まで嫌がらせに来て、心穏やかではない苦悩する晩年の暮らしとなった。
15年前の5月2日、ハルビン市駅の付近に法輪功の資料を配布しに行った息子の譚広豊さんは、夜になっても帰って来なかった。待ち遠しげに両親は家の前の道端にたたずみ、いつまでも息子の帰りを待っていたが、とうとう息子の姿は見えなかった。活発で親孝行な息子は、法輪功への迫害が厳しいこの時期に、そのまま行方不明になってしまった。
両親の唯一の頼りである娘の譚広梅さんは、2018年11月9日に賓県公安局の警官らにより連行された。広梅さんの両親は訴えたくても訴える所がなく、5カ月後にようやく弁護士に依頼した。しかし、弁護士は譚広梅さんと面会して間もなく、現地の警官らと地域のコミュニティの人員らは、両親に対して何度も嫌がらせを働いた。
警官らが度々嫌がらせにやって来るので、両親は仕方なく家を離れなければならなかった。譚広梅さんの母親は恐怖と憂慮する中で、左の目が失明したため、夫婦2人はお互いに助け合って、細々と生活を維持している。
2019年5月20日、両親は依蘭裁判所から、23日に開廷する通知を受け取ったが、そこには「弁護士に知らせなさい」という文言が書かれてあった。法律に基づき、弁護士に知らせることは家族の義務ではなく、当然、裁判所側の義務であることは誰でもが知る、周知の事実(一般常識)である。
譚広梅さんの父親は79歳で、母親は75歳である。2人の老人は祈るようにして、毎日娘の帰りを待ちわびているという。