【明慧日本2018年12月13日】黒龍江省方正県の法輪功学習者・侯麗鳳さんは、2018年11月、懲役2年の実刑判決を言い渡され、さらに、罰金1万元の支払いを命じられた。侯さんは弁護士に依頼して、現在、控訴中である。
2018年11月2日、侯さんの夫は紆余曲折を経て、侯さんの案件に関わる依蘭県裁判所の張安克との連絡が取れた。張は「判決文はすでに下りた。近い内に本人に知らせる」と言ったが、家族には一切教えなかった。
弁護士は2018年11月13日に侯さんと面会した際に、数日前、裁判所の関係者はすでに侯さんに会い、控訴しないようにと承諾させられたことが分かった。身内は侯さんが何らかの恐喝を受けたのかもしれないと推測した。
侯さんの日本に在住している息子・劉志貴さんと娘・劉志穎さんは、善良な人々に助けの手を差し伸べてもらい、同時に関係者らが直ちに両親を解放するようにと呼びかけた。
劉春さん(69)と侯さん(66)は1997年に法輪功を学び始めた。法輪功を学ぶ前に、侯さんは多くの病気を患っていたが、法輪功に出会ってから健康になり、至る所で「真・善・忍」の基準に従って自らを律し、心身共に受益した。1999年7.20以降、中国共産党が天地を覆い隠さんばかりに、法輪功に対して誹謗中傷し、法輪功学習者をひどく迫害した。それ以来、現地の警官が頻繁(ひんぱん)に家まで嫌がらせをしにやって来て、侯さんは法輪功を続ける勇気がなくなり、あらゆる持病が再発した。そのため、数年後にまた改めて法輪功を学んだ。
2018年6月12日、劉さんと侯さん夫婦はリラックス広場で法輪功の資料を配布した際に、法輪功に誤解を持つ人に通報され、その直後に興方派出所の警官に連行された。そして、身内に一切知らせていない状況下で、夫婦2人は方正県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行された。
日本に在住の息子と娘は両親が連行された情報を知って、ただちに興方派出所と県国内安全保衛部門に電話をかけた。興方派出所の電話の応対者は連行したことを認め、「この案件の決定権は県国内安全保衛部門が握っているから、大隊長の趙春松に尋ねたらいい」と教えた。そして趙春松は電話の中で「2人を15日間拘留する」と言ったが、具体的な場所や連絡先の電話番号、解放される日にちなど全く教えてくれなかった。さらに今後は、もう劉志貴さんの電話には出ないと言った。
侯さんはハルビン第二留置場に送られた。情報筋によると、劉さんの妹は字が読めない上に警官に従い、出された書面に強いられて署名させられたが、書面はそのまま警官に渡した。 2018年9月5日以降、侯さんの案件の公文書は依蘭県裁判所に渡されたという。