【明慧日本2018年3月2日】黒龍江省チチハル市留置場の監禁室を管理する警官・韓淑芬は、いま406、407の二つの監禁室を担当している。数年来、韓は職権を乱用して受刑者から金品をゆすり取ったり、監禁室のリーダーに受刑者を虐待させたりしている。法輪功学習者に対する迫害は底知れず、死刑囚の足かせを付けさせ、冷水をかけ、凍えさせる等々の拷問が平然と行われている。
留置場側は、家族から受刑者宛の服を持ち込むことを許可した場合、家族は500元以上の金を韓に渡さなければ、家族に服を手渡してくれない。留置場側に家族から受刑者宛の服を持ち込むことを禁止している場合、家族はもっと高額の賄賂を使わなければ、韓は服を本人の手元に渡してくれない。
ある経済犯の弁護士は依頼者との面会を求めた時、韓はその経済犯に「弁護士に会う時、監禁室の管理者は韓であることを、必ず家族に伝えておけ」と贈り物をするようにほのめかした。融通のきかない受刑者に対しては、韓はいろんな口実で監禁室のリーダーに分かるまで虐待させた。
2013年9月28日、法輪功学習者・李愛英さんは留置場に拘禁された。李さんは囚人服の着用を拒否したため、韓は李さんの髪を掴んで監禁室から外へ引っ張り出し、前後の見境もなく怒り、李さんを数回蹴ってから受刑者に広間まで担がせ、4、5人の上司の前で「ここに来たら、俺の言う通りにしなければならない、おれ達は武装警察だからだ!」と大声で叫んだ。李さんは「私は罪を犯しておらず、法輪功学習者はみんないい人達です」と言うと、韓は李さんに対してさらに乱暴を働き、李さんの背中の皮膚を蹴破り血を滴らせ、腰と脊椎を損傷させた。その上、25キロの足かせを付けて両手に手錠をはめ監禁室に戻した。
2014年9月21日に入所した学習者・閆麗菊さんは、韓に重さが24キロの刑具を5時間以上にわたって付けさせられ、夜になると結束ベルトで縛り付けられた。
2014年10月29日、学習者・陳宏さんは留置場に送られた。陳さんは断食をして迫害に抗議し煉功を続けたため、両足に数十キロの死刑囚用の足かせを付けられ手錠と繋がれたため、腰をかがめる姿勢で歩かなければならなくなった。手錠は皮膚の中に食い込んで、陳さんの腕は腫れ上がり、この手足を繋がれる状態は半年間に及んだ。
2015年11月11日、学習者・屈淑栄さんは留置場の407号室に拘禁された。韓は高齢の屈さんを虐待するように監禁室のリーダーに指図した。トイレに行くことを許さず、尿が漏れたにもかかわらず、屈さんの両手には手錠が掛けられたままだった。
2017年3月23日、学習者・張艶華さんは留置場に不当に拘禁された。留置場で、張さんは食事をせず報告を拒否し、労働にも参加しなかったため、受刑者らに平手打ちをされ、首をひっ掻かれた。張さんは暴力を受けたことを韓に話したが、韓は止めるどことか受刑者らを煽(あお)り、さらにやるように支持した。張さんは韓に「あなたは法律の執行者でありながら法を犯している」と言うと、また受刑者らにひどく殴られた。
監禁室に帰った後、受刑者らは張さんをトイレまで引っ張って行き、有無を言わせずに張さんの服をすべて脱がせ、上の階段に立たせ、バケツで氷水を連続してぶっかけた。水は張さんの耳にまで入り、張さんの手足は青紫色になり、全身が震えて窒息するところだった。ガタガタと震えが止まらない張さんは、服を着てそこを離れようとした時、もう1人の受刑者が飛んで来て、拳(こぶし)で張さんを殴って水溜りに打ち倒した。張さんは全身びしょ濡れになった。監禁室に戻って来ると、受刑者はわざと窓を開け放しにして、張さんを板の上に放置したまま布団などは一切くれなかった。張さんは板の上に震えながら寝て、心臓と呼吸が停止した。受刑者らは慌てて張さんを寝返りさせたりして、ようやく息を吹き返した。そして、ボロボロになった布団が投げ渡された。
昨年3月24日、学習者・劉慧傑さんは留置場まで移送された。劉さんは報告せず、囚人服の着用と強制労働を拒否したため、両手を後ろにして手錠をかけられ、足かせと繋がれた。そうすると、劉さんは横たわることができず、毎日24時間、座ったままの変な姿勢を取らされ続けた。劉さんが嘔吐した時、受刑者は突然、劉さんの背中を拳で力強く打ち、その痛みが数日間も続いた。
3月26日午後、劉さんは病院に運ばれ、管を挿入されて無理やり灌食させられた。その時、劉さんは看護婦に善を勧めたため、韓に激しい平手打ちを食らわされ、爪で顔を引っかかれて傷付けられた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)