判決を宣告した学習者の家族に判決書を渡さず
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 【明慧日本2018年1月20日】四川省成都市金堂県の法輪功学習者・向青山さんは2016年9月、警官に連行されて県留置場に拘禁された。その後、向さんは仮釈放されたが、定期的に留置場に顔を出すように要求された。向さんは昨年11月に再度、留置場に拘禁された。

 情報筋によると、向さんは昨年12月5日、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告されたという。しかし、家族は開廷のことも判決のことも通知がなかった。判決のことを聞いた向さんの妻・趙素蓉さんは裁判所に行き、「夫の判決書をください」と言ったが、「お前に渡すわけがない」と言われた。そして、家族は上訴し、本案件に参与した楊柳派出所の所長と国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官・陳副剛を訴えた。

 12月28日、趙さんは1歳の孫を連れて、江源社区に行き、戸籍の再申請の手続きをするとき、社区の人が派出所の警官に通報した。そして、楊柳派出所の警官は社区にやって来て、趙さんと孫を派出所まで連行した。

 国保大隊の警官・陳も派出所に来て、趙さんを尋問した。「控訴状を誰が書いたのか?」などと聞かれたが趙さんは答えなかった。そして、警官は「向青山は法廷で『法輪大法は素晴らしい』と叫んだ。俺は応報のことなど信じないぞ。向青山は懲役3年6カ月の刑になった」と、怒りながら話した。趙さんは警官の話から夫が判決を下されたことを知った。

 孫は、お腹が空いているのと恐怖から、大声で泣き出したため、警官は趙さんの息子を家から呼んで来て、孫を渡し、趙さんまでも拘束しようとした。それが分かった息子は母親から離れず、午後1時過ぎに母親の趙さんと共に帰宅したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/1/2/359172.html)
 
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