天津の劉桂栄さん 裁判で煉功による受益を話す
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 【明慧日本2017年12月25日】天津市北辰区裁判所では、今年12月13日午前9時に、法輪功学習者の劉桂栄さんに対して不当に法廷尋問を行った。弁護士は出廷して劉さんの無罪を主張した。劉さんは検察側の訴えを全面的に否定し、自らの修煉体験や修煉後に心身共に起きた変化、修煉によって皮膚病などが完治した事実を述べた。

 劉さんの夫は数年前、妻が不当に拘禁された衝撃によって倒れ、その後亡くなった。「お爺ちゃんが亡くなったよ。僕がそっちに行った時、お婆ちゃんがいないとだめだよ」と不安そうに言う外孫に、「安心してね。お婆ちゃんは家にいるから、あなたが来た時、きっと会えるよ」と劉さんは幼い孫を慰めた。ここまで話すと、女性司法官や女性検察官は心を打たれ、目に涙がにじんだ。

 法廷尋問の過程で、弁護士は検察側からの訴えに対して、比較的充分な無罪であることを主張できた。検察側は劉さんの家を不当に家宅捜索した際、押収した一部の真相資料を、パソコンソにある資料と比較して、それを「証拠」として取り上げた。弁護士はまず捜索の手順が違法であり、そして、このような比較では、劉さんが持っている資料は劉さん自ら作ったものだと証明できないことも指摘した。さらに、2011年に新聞出版総署令第50号では、すでに法輪功の書籍の出版禁止令が廃止されたいる。つまり、法輪功書籍の出版と所有は合法であると主張した。そして、もし、電子データを証拠にするならば、その保管と差し押さえについて国の法律では明文に規定があり、その他、不当に家宅捜索の際に押収した物品は、案件を調査する警官が直接保管することは、関連の規定に反していると主張した。

 検察側は弁護士が指摘した点について、詳しく分からないと言ったため、弁護士は後で関連する法律規定を検察側に提出すると述べた。

 法廷尋問の中で、劉さんも弁護士も比較的充分に自らの意見を述べることができた。その間、司法官と検察官はほとんど静かに聞いているだけであった。検察側は1~2年の量刑を提案したが、それは裁判官と人民陪審員とからなる合議制裁判で、再び審議する必要がある。

 劉さんは今年7月7日午後1時頃、電動自転車に乗って水木天成の交差点に来た時、数人の警察官に不当に連行され、その後、北辰留置場に移送された。本人に知らせない状況の中で、北辰区佳栄里派出所の警官は不当に劉さんの家を家宅捜索し、パソコンや大法の書籍などを押収した。8月14日、劉さんは保釈され、8月28日、佳栄里派出所が劉さんに「電動自転車を取りに来なさい」と知らせた。当日、劉さんは派出所に電動自転車を取りに行き、家に帰って来た直後、再び派出所の警官に連行され、不当に天津市北辰区留置場に拘禁され、本日に至っている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な司法関係者の情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/12/18/358033.html)
 
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