大連市の朱偉君さん 遼寧省女子刑務所に収監
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 【明慧日本2020年1月15日】遼寧省大連市の法輪功学習者・朱偉君さん(62歳女性)は大連市姚家留置場で1年あまり拘禁され、その後、沙河口区裁判所は朱さんに対して開廷し、懲役4年、罰金1万元(およそ15万8000円)の実刑判決を宣告した。そして朱さんは、2020年1月7日に遼寧省女子刑務所に送り込まれた。

 朱さんは大連市沙河口区の在住者である。以前は身体が衰弱していて頭痛、不眠症、うつ病などを患い、漢方医、西洋医、民間療法など様々な治療を試したが、好転しなかった。だが、法輪功を学んでから、全ての病気が完治した。

 1999年7.20、中国共産党による法輪功への迫害が始まって以来、朱さんは洗脳班に拘禁されてひどい迫害を受けた。2010年3月の初め、朱さんは華北路で法輪功の無実が書かれた資料を配布した時に、警官らに身柄を拘束され、家財を押収され、遼寧省撫順洗脳班に3カ月間拘禁された。

 2017年、警官らの「ドアをノックする行動」の際の取り締まりの中で、朱さんも地元派出所の警官らに多くの嫌がらせを受けた。

 2018年8月22日から23日まで、遼寧省公安庁が特別捜査本部を指図し、各市、県の公安局から警官を派遣し、法輪功学習者だけに特化して連行した。22日午後2時ごろ、大連市開発区の国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)の劉万超をはじめ、開発区公安局支局ハルビン路派出所副所長・何濤、警官の遅作雷、張成語、那東勝などはガスメーターを確認するという口実でもって、朱さんの自宅に入り込み、90代の母親の目の前で朱さんを連行した。

 その後、朱さんは大連市姚家留置場に拘禁されて、身体が非常に衰弱した。

 2018年9月29日、朱さんは大連市開発区検察庁から逮捕令状を発付された。その後、朱さんの案件は沙河口区検察庁に引き渡された。沙河口区検察庁はこの案件を2回開発区公安局支局に差し戻した。その結果、朱さんは沙河口区裁判所に起訴された。

 2019年6月24日、沙河口区裁判所は朱さんに対し開廷した。そして、6月28日、河口区裁判所は懲役4年、罰金1万元の実刑判決を宣告した。7月4日、朱さんは大連市中級裁判所に控訴したが、9月16日、中級裁判所は原審を維持すると宣告した。

 2020年1月7日、朱さんは遼寧省女子刑務所に送り込まれ、酷い迫害を受けている。

 朱さんが連行された後、高齢の母は娘のことが恋しくて、心配のあまり病気にかかり、一時重体に陥ったが、応急手当をされて退院後は毎日不安を抱え、涙が止まらないという。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/9/398767.html)
 
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