【明慧日本2020年3月14日】遼寧省朝陽市双塔区の法輪功学習者・林桂芝さんは真・善・忍の信条を堅持していたため、中国共産党により残酷に迫害されて死亡した。林さんは懲役7年の実刑判決を受け、刑務所で酷く殴打され、ご飯に不明な薬物を投入された。そのために、毎日何度も意識不明になった。終いには意識が朦朧となり、2020年2月20日に冤罪が晴れないまま、無念の思いを残してこの世を去った。享年58歳だった。
林さんの夫・張忠権さんはある日、服役中の妻に面会していた際に、妻が悲惨な目に遭って、酷く迫害されている様子を目撃した。肉体的に残忍な拷問を受けていた妻を目撃しても、何も助けることが出来なかったために精神的にも大きな苦痛となり、苦悩の日々を送り、2018年9月に夫の張忠権さんは56歳で死亡した。
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林さんはかつて深刻な心臓病にかかり、よく発病しては意識不明になり、命の危険に晒され、家族は非常に辛かった。1998年に林さんは法輪功の修煉を始めた。しばらくして病状が改善でき、健康を取り戻し、それからは発病することなく、一家は幸せになった。
2002年2月22日、林さんはただ法輪功の煉功をしただけで1カ月拘禁された。その後、500元(およそ7600円)を支払って解放された。同年5月13日、林さんは再度1カ月拘禁された。それから現地の派出所の警官らや、住宅区の中国共産党幹部らにより常に嫌がらせを受けた。そのため、仕方なく林さんは家を出た。
2003年11月18日、林さんはアルバイトのため出勤中の路上で、警官らにより連行されて留置場に収容された。留置場で林さんは2回にわたって心臓病を発病し意識不明になったが、留置場側はそのまま放置して救急手当を何もしなかった。
2004年1月、朝陽市双塔区検察庁と裁判所は林さんに懲役7年の実刑判決を下した。3月、警官が林さんを病院に連れて行き身体検査をしたが、不合格のために瀋陽女子刑務所に受け入れを拒否された。警官は林さんをパトカーに引きずり込み殴打し、留置場に戻して拘禁し続けた。その後、林さんは無理やり瀋陽女子刑務所に移送され、収容された。
瀋陽女子刑務所で、林さんは坐禅や法輪功の煉功を堅持しようとしたため、酷く殴打され、足首の骨を踏みつぶされて、バラバラに骨折させられた。林さんは身体の状態が悪化し、病状がますます深刻になった。家族は医療を受けさせるために保釈を求めたが、なかなか認めてもらえず難航した。
刑務所側は受刑者に、林さんのご飯に不明な薬物を投入させた。また、林さんが意識不明な時に、受刑者は薬を林さんの口に直接入れた。このため、林さんは精神異常のような問題も現れた。林さんは1日に多いときは6、7回も意識不明になったという。
林さんの病状に対して、刑務所側は何の応急処置もせず、放置したままにした。
毎日何回も人事不省になった林さんはやっと刑期が満了になり、解放された。帰宅後、林さんは記憶喪失の状態になり、生活上の自己管理が全く出来なくなってしまった。そして、2020年2月20日にこの世を去った。