黒竜江女子刑務所で 李英菊さんのご飯に薬物投入
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 【明慧日本2020年2月25日】黒竜江省克山県克山農場の法輪功学習者・李英菊さん(75歳女性)は2018年3月8日、現地の公安警官らにより連行され、懲役4年6カ月の実刑判決を下され、その後、黒竜江省女子刑務所に移送されて、ここで薬物をご飯に投入されて迫害を受けた。そのためモノを見るときに、目がプラスチックシートで遮られているような状態になり、今現在は2メートル先の離れた所で、人が手を振っても見えないほど悪くなった。

 黒竜江省女子刑務所に収監されたのは李さんにとって2回目である。2018年10月、李さんと他のもう1人の学習者は同時に刑務所第8監獄区18組に収監された。そこで、李さんは自分でご飯を取りに行くことを禁止され、刑務所の警官は常に他の受刑者に取りに行かせた。

 2019年7月23日の朝ごはんの時、麻薬犯・黄暁霞という受刑者がティッシュペーパーから何かを李さんのご飯に入れたのを他の学習者が目撃した。人に目撃されたことに気付いた黄・受刑者はすぐに体の向きを変え、背中をその学習者に向けて学習者からの視線を遮った。学習者はその後、同じような行為を何回も目撃した。朝ご飯の時になると、黄と馬の2人の受刑者は1人が薬のようなものを李さんの茶碗の中に入れ、もう1人が人に見られないように身体で遮った。そして、いつも薬を入れてからお粥を入れた。

 毎日夜になると、黄・受刑者は薬を取りに行き、翌朝、外で薬を砕いてから自分のベッドの下に隠し、ごはんの時間になると、ベッドの下から薬を取り出して李さんの茶碗に入れた。ある日、共同の寝室の検査が終わったとき、ある受刑者が「何の薬? 片付けるのを忘れたの?」と黄・受刑者に聞いた時、黄・受刑者は「大丈夫。大隊のリーダーらは知っているから」と答えた。その後、李さんのご飯に薬を入れられたことを同室の皆が知ることとなった。

 法輪功学習者の間で会話は禁止されているため、自分のご飯に薬物を入れられたことを1カ月後に、李さんは初めて知った。それから李さんはお粥を食べることを拒否した。このため、黄・受刑者は李さんを連日罵っていたが、今度は薬をおかずに入れた。

 2019年10月になると、共同の寝室(監室ともいう)内で作業を始めた。25平方メートルの部屋の中に鉄の2段ベッドが7台並べられており、そのベッド上で2組になった受刑者らは作業をさせられた。部屋の中は人でいっぱいで、場所があまりにも狭いので、李さんは毎日ベッドの上に吊り上げられていた。李さんの目は悪化し続けて、2メートル先の離れた所で人が手を振っても、見えない状態まで悪化したという。

 かつて、李さんは懲役5年の実刑判決を下されたことがあり、出所して2年も経たないうちに再度収監された。2018年3月8日、李さんは人に法輪功の資料を配布していた際に、克山農場のある女性警官により写真を撮られ、その後、連行され、判決を下された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/21/401461.html)
 
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