広東楽昌市の陳萍珍さんに懲役5年 拘禁場所不明
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 【明慧日本2020年2月13日】広東省楽昌市坪石鎮の法輪功学習者・陳萍珍さんは2019年7月23日深夜、庭の塀を飛び越えて押し入って来た現地の国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らにより、連行された。同年12月、陳さん家族は「陳萍珍に懲役5年の判決を下したぞ」という電話の知らせを受けた。しかし、今現在、陳さんがどこにいるかわからない状況である。

 陳さんが連行された後、警官らは「陳を連行したことを誰にも言ってはいけないぞ」と陳さんの夫を脅すように警告した。陳さんの77歳の母親は、陳さんが懲役5年の判決を下されたという情報を得て、楽昌検察庁へその原因を詰問しに行った。検察の1人の若い男がパソコンで陳さんの案件を調べると、陳さんのいわゆる罪は2017年、2018年に朱という610弁公室の人員に手紙を書き、2019年7月6日に通告(おそらく迫害に加担した現地の人員らの行為を暴露した通告であろう)を3通発信した、ということが原因であるという。これだけのことで陳さんに懲役5年の実刑判決を下された。

 陳さんの母親はまた裁判所に行くと、裁判所のある人員が「陳は楽昌留置場にいるが、判決をまだ下していないから面会はできない」と告げられた。そこで、2020年1月6日、陳さんの母親は生活費を陳さんに渡そうと思い、留置場へ行ったが、留置場の関係者によると、陳さんは2019年11月7日に韶関留置場に移送されたという。いったい誰が嘘をついているのだろうか。「懲役5年の判決を下された」という通知を受けたが、裁判所の人員はまだ判決を下していない、と言った。しかし、留置場の関係者によると、陳さんはすでに移送されたという。

 中国共産党により法輪功への迫害を発動して20年の間、陳さんも父親、母親も連行され、拘禁されたことがあった。2001年、陳さんと父親、、3人ともに3年間にわたって拘禁された。また、2005年、2015年に、陳さんは2回にわたって三水洗脳施設に拘禁され、ひどい洗脳教育を受けた。

 2019年7月23日、警官らは庭の塀を飛び越えて陳さんの自宅に押し入り、警官の身分証や陳さん宅の捜索許可証など何も提示せず、家宅捜索を行ない、陳さんを連行した。警官らの暴力行為を目撃した陳さんの父親はあまりのショックを受けて倒れ、1カ月後に死亡した。

 20人あまりの警官らは銃と手榴弾を持ちながら小学校に行き、7、8歳の陳さんの娘に「法輪功を煉っているか」などと尋問して、ビデオカメラで撮影したという。

 李芳は楽昌裁判所の所長になって以来、3人の法輪功学習者に裁判を行ない、何祝紅さんに懲役4年、梁剣君さんに懲役5年、陳萍珍さんに懲役5年の実刑判決を下した。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/4/400703.html)
 
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