大試練の前で 一体あなたは何をしていますか?
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文/中国の大法弟子 聖縁

 【明慧日本2020年3月28日】中国武漢市では2019年末から2020年の初めまで新型肺炎が発生し、二度目の大災難が始まりました。このような状況下で、いったい大法弟子は何をしているのでしょうか?

 師父は「毎回の出来事、毎回このような大きな出来事が現れる時、みな学習者が圓満成就に向かう最も素晴らしい一歩を踏み出すことができるかどうかを試すための最高の機会です。その一歩を踏み出すことのできる人がいますが、自分が着実に修煉していると思って動かない人もいます」[1] と説かれました。

 一刻を争うかのように1秒たりとも浪費せず、衆生を救う人もいれば、個人の執着を手放せず、衆生を救うことの足を引っ張っている人もいます。また、事態の進展に気を配るだけで、何もしない人もいれば、いつも通りに学法煉功を行ない、皆の動向を静かに見つめている人もいます。そして、家族団らんに浸って、「常人の状態に合わせる」を口実にして家族のために尽くしている人や、力の使いどころを間違えて常人社会の情報を追ったり、その威力を増したり、中国共産党が招いた天罰だと憤慨したりする人など、多くの状況が見受けられます。

 もし、これが80年前の第二次大戦中の戦乱の世の中であるなら、この人達は家庭の団らんに執着して、衆生を救わずに良い結果だけを待つのでしょうか?

 「仕方がないじゃないか。能力には限りがあるし、外に出ることも出来ないのだから、家の中にこもるしかない。今回の疫病や病状はこれまでとは違う。おかしいよ」と嘆く人も多くいるでしょう。皆、衆生を救う使命を妨げられただけでなく、衆生を救うための知恵や能力、体力、時間まで妨害されているのです。

 師父は「法を実証する多くのことにおいて、それをやり遂げる方法はないのではなく、いくら難しくても皆さんが歩む道があり、その道は比較的に狭いのです。皆さんは必ず正しく歩むべきであり、少しずれても、間違ってもいけません。しかし、皆さんにやはり歩む道があります。つまり、皆さんは正しく道を歩むべきです。もし正しく歩まなければ、現在のこれらの邪悪に利用され、隙に乗じられ、妨害されます。実は私が先ほど言ったのは、皆さんが協調して何かのことに協力し合っているとき、あなたは自分自身を証明しているのでしょうか、それとも法を実証しているのでしょうか? 即ちこの問題です」[2] と説かれました。

 現在、多くの同修は限りある条件を利用して外に出ています。面と向かって真相を伝える効果が非常によく、そして、師父は多くの縁のある常人を私たちの目の前まで連れて来てくださっているのです。法輪功の真相資料の製作に励み、さらに広い範囲まで、それらを配っている同修もいます。広大な慈悲を修めれば、神様もきっと道を切り開いてくださるでしょう。中国国内に電話をかけて衆生を救う時間を増やし、効果もますます良くなったと感じる同修もいます。師父が説かれた「鋼鉄を溶かすほどの慈悲」[3] は口先だけではなく、大法弟子が実際に行動の中で修煉しなければなならないのです。

 道は自分の足で歩いてこそ開けていくものであって、待っているだけでは、何も前には進みません。常人から抜け出してこそ、法を正す道をしっかりと歩けるのです。

 歴史上においても、多くの教訓が今日の形勢と照合しています。国の難がやって来たとき、多くの人が故郷を離れ、戦地に赴(おもむ)きました。そして、今日の中国では、中国共産党にひどく迫害され、嘘に騙されている衆生を救うために、我々は日々発正念をし、法輪功の真相を伝えています。旧勢力や法を乱そうとする邪悪と闘っているこの時期は、まさに歴史に記載されるあの宇宙大戦の時なのです。常人でさえ、今の形勢に「逆らって」前線に赴き、自分たちのできる範囲内で人々を救おうと努力しています。しかし、衆生を救う使命を背負っている大法弟子たちは精進せず、気楽に自分達のことにだけに専念しています。世間はあなたのことをどう思いますか? 神様はあなたのことをどう思いますか? 未来のあなたの位置はあなたの行ないによって決まるのです。

 衆生済度の慈悲深い声に耳を傾けることが出来ないならば、その人は中国共産党の嘘にどんどん深くはまり込んでいくしかありません。生命が一つ亡くなれば、宇宙もまた一つ崩壊しています。これらは二度と挽回の出来ないことです。真に衆生を救えるカギは、我々大法弟子が握っています。実践の中で真の善を修め、「鋼鉄を溶かす」[3] ことが出来れば、大法の真相を理解した多くの衆生は我々に感謝し、そして、彼らもまた大法の真相を広め、迫害に抵抗してくれるでしょう。これによって、「中国大陸で全ての国民が迫害に反対する」[4] 局面が形成され、我々大法弟子も師父の恩義に報いることができるのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『長春輔導員法会での説法』
 [2] 李洪志師父の
経文:『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』
 [3] 李洪志師父の経文:『二〇〇三年元宵節での説法』
 [4] 李洪志師父の著作:『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/3/12/402312.html)
 
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