米国の感染症から考えたこと
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 【明慧日本2020年4月26日】最近、アメリカおける感染症が日増しに猛威を増し、世界で感染者が最も多い国になりました。中国共産党(以下、中共)の配下にあるインターネット世論誘導集団は、全力を挙げて宣伝し、中共の隠蔽で感染症が全世界に拡散した責任から逃れようとしています。一部の同修は心が動じて常人と言い争い、悪影響を引き起こしました。ここで幾つかの例をとって同修と交流したいと思います。

 感染症が中国で広い範囲に大爆発した当時、長期にわたり迫害を受けた同修は、感情を抑えきれずに、潜在意識の中に他人の不幸を喜ぶ心が生じ、自分の友人や常人に真相を伝える時、よく個人の感情を混じえていました。のちに感染症は日本、韓国、イランやイタリアなどの国に伝わりました。この時同修は、見てごらんなさい、すべてが邪悪な中共と親しくしている国だというのです。これも事実ではありますが、師父もこのことを明示されましたが、重要なのは同修がこの話をしている時の心理状態は純粋ではなかったことです。

 そして感染症はアメリカに伝わり、今度は積極的に弁解して、甚だしき至っては闘争心、顕示心、嫉妬心をもって常人と言い争い、中共のすることは間違いであり、アメリカのやり方は正しいといい、これはすでに共産党文化の「闘う」ことに陥ったのです。

 さらにある同修は、新聞に書いてある内容は嘘であり、信じではならない、アメリカはそんな重いはずがない・・・と言うのです。結果として私たちはアメリカの味方だと常人に勘違いされ、中国に反対して政治に参与していると思われています。

 もちろん、私は同修の心は理解できます。衆生は邪悪な中共の虚言に騙され、惑わされ、焦って人を救おうとしています。同修に注意を促したいのは、神聖な事ほど、わずかな人心も混じてはならず、そうでなければ、願いを果たすことはできないのです!

 かつての教訓は多くありました。修煉を常人の中で人と人の争いとして扱い、甚だしき至っては常人の手助けを望むのであれば、旧勢力に口実を与えて乗じられやすいのです。かつてあの総理(朱鎔基)に望みを託し、邪悪な中共の会議に望みを託し、国連人権委員会に望みを託し、邪悪な中共政権にも望みを託してきました。最近では、トランプ大統領は中共に対して強固な態度で排斥しているため、潜在意識の中にアメリカに望みを託し、トランプ大統領に望みを託しています。これはもしかして旧勢力に隙に乗じさせているようで、アメリカの感染症の状況をますます重くさせた可能性はありませんか?

 さらにある同修は口を修めず、常人となんでも話してしまいます。本来ならば個人は法輪功を代表することはできないのですが、常人は法輪功が多くの人が死ぬのを望んでいるように誤解させてしまいます。師父はこのように説かれました。「気功師ではないのに、気功師と自称している者が多く、分からなければ言わなくてもいいのに、出任せを言ったため、反発を食らったのです。 それは修煉界に大きなダメージを与え、混乱を起こしており、人々もその点から気功を非難しています」 。また、第六講の中でも「なたが本当に知っている場合でも、煉功者として自ら心性を守るためには、勝手に常人に天機を漏らしてはならない、という理があるのです」[1] と説かれました。

 数年前、母(同修)がある日三輪車に乗っているとき、道中で三輪車が横転し、運転手は怯えていました。母は車から降りて、「大丈夫ですよ、私は法輪功学習者だから、怪我はなく、あなたからお金を取らないから安心してください」と言いました。この時、横で見物していた人は、「あなたが法輪功の学習者であれば車は横転しないでしょうに」と言ったそうです。もちろん、この人は真相を知っていなかったはずです。学習者が内に向けて探しましたが、常人に学習者の善を分からせることができず、かえって怪しいと思われ、常人が真相を伝える機会を提供してくれたのに、ただ自分はそのことを意識することができず、機会を失ったかもしれません。いずれにせよ心性を高める機会はあったと思います。

 ある同修は真相を伝える時、友人と雑談しているように話した真相が相手を魅了し、よい効果を得ています。しかし、ある同修の話し方は、相手を教育するように、あなたは知らないが、私は知っていますよというふうに話したので、聞く者の気分を不愉快にさせました。師父は「常人の中で、みんながあなたのことを気が転倒したと思い、あなたを相手にせず、あなたから遠く離れてしまい、誰もあなたに心性を高める機会を提供せず、誰もあなたを正常人と見なさないならば、それはいけないことだとはっきり言っておきます!」[1] 言われました。

 皆さん考えてみてください、もし彼らが私たちを正常な人間でないと思った時、私たちが話したことを、彼らは信じますか? 真相を伝えている時、あなたと言い争っている人はそれほど難しくなく、むしろ何も言わずにしばらく聞いたあとに話題を変えてしまう人に真相を伝えるのは難しいのです。もしかして彼はあなたを正常人とみなさず、あなたと議論したくなかったのかもしれません。

 私の理解では、真相を伝えて理解してくれた人は、もうすでに理解していますが、残りの人は真相を受け入れない人たちです。だから心を込めて伝えなければなりません。少しでも極端に走ってしまえば人を救うことができないのです!

 師父は「どんなことが現われてこようと、心性をしっかり制御しなければなりません。大法に従っているものだけが本当に正しいのです」[1] と説かれました。

 情況がどんなに変化しても、皆さんは法をもって師とし、残されたわずかな機会に、最後の路をよりよく正しく歩みましょう。

 個人の浅はかな見解であり、不適切なところがあれば慈悲をもって指摘してください。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/19/404035.html)
 
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