米雑誌 ウイルスを利用し責任回避の中共の陰謀を暴く
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 【明慧日本2020年4月29日】アメリカの雑誌「ナショナル・レビュー」は、3月27日に、マイケル・ソボリク研究員の評論を掲載した。評論は「中国共産党(以下、中共)は中共ウイルスを処理するうえにおいて社会各方面の非難から逃れようとしている。中共の意のままにならないように」と強調した。また、中共ウイルスが世界中で大流行している現在、中共は放火犯である上に、今は消防士の役割まで演じようとしていると暴露した。

 評論では、中共ウイルスが発生した当初、中共の対応は脅迫だった。ウイルスの実態が分かる医者に発言させないよう封鎖し、生命を救う知識情報の公開を禁じた。つまり、中共は人々が真相を知る道筋を塞いでしまったのである。 

 昨年の12月と今年の1月、武漢および周辺都市で中共ウイルスが爆発的に流行し、その勢いは中共が封鎖し切れないほど強かった。中共が一番心配しているのは自分たちの権力であり、国民ではない。今年の2月から、中共ウイルスが世界各地で流行するようになったのに、中国の外交部長・王義は今まで通り中国への旅行を続けるよう近隣諸国に圧力をかけた。

 しかし現在、中共はその失敗を覆い隠し、中共ウイルスの起源をアメリカに責任転嫁していると記述している。

 イギリス・サウサンプトン大学の研究によると、中国の政治家たちが迅速に対処すれば、中国国内の感染者は95%ほど削減できた可能性があったという。しかし、中共の政治が偏執的なものであるため、局部的な中共ウイルス発生は世界的な危機に転じた。当時の報道によると、世界中で2万2000人を超える人々がウイルスで死亡したとされている。国際通貨基金(IMF)のデータによると、中共ウイルス(武漢肺炎)は世界経済を2008年のような大恐慌に、あるいはそれ以上悪くする可能性がある。

 しかし、これはまだ中共のデータに基づいている。中共が政治的利益のために数字を改ざんしたことで、実際の死者はさらに多くなり、経済的な影響はさらに悪化していくだろう。

 中共政権組織の失敗で、世界各国の保健衛生システムは過剰な圧力を受けている。イタリアの病院ではすでに対応しきれないほど患者が多くなり、アメリカは4週間以内に、人工呼吸器を使い果たし、イランでは、10分ごとにウイルスによる死者が出ている。

 この評論家は、ウイルスの流行を前に、中共は犯した過ちを正すのではなく、卑劣な悪行を隠蔽しているという。現在、中共が中共ウイルス(武漢肺炎)の責任をアメリカに転嫁しようと多くの宣伝を実施している一方で、中国は世界の国々のために、ウイルスを予防するための準備に時間をかけていると主張している。今は、中共が国際保健の衛生サービスの仲介役だと自称し、マスクや、検査キットが不足している国を支援している。

 もちろん、ウイルスが横行している国にマスクや、検査キットを提供することは間違ってないが、しかし、中共はその援助を利用して、偽情報も宣伝していることを無視する訳にはいかない。

 中共はより高い目標を達成するために、ウイルスを利用し、中共が完全に有利な立場に転化するために多くの虚言を作った。現在、ホライゾン・アドボカシーというコンサルティング会社は先週、中共政権と中共公式メディアが公布した資料によって、一つの報告を発表した。その報告は、中共の経済戦略の位置付けを詳しく説明し、中共ウイルスに深く影響された国を淘汰するつもりだというる。中共国防科技工業局の言い方によれば、中共は必ず迅速に経済を回復し、ウイルスが終わり次第、国際市場の拡張を完成しなければならないと述べている。

 米政府は中共の策略を必ず真剣に受け止め、対処しなければならない。近年、中共がファーウェイなどの会社を利用し、「一帯一路」構想を通じてグローバル経済の足跡を大幅に拡大している。しかし、あまりにも多くの貿易相手国が、中共政治体制の本質とその危険さを無視しているのである

 「中国ウイルス」という言い方は間違ってはいないが、中国国民と中共を見分けることはできない。中国国民はウイルス横行の張本人ではなく、中国人はただ中共の利己的対応の下での最初の被害者に過ぎない。

 米国の政治家たちは中国人と中共との区別ははっきりと分かっているであろう。換言すれば、加害者と被害者を区別できなければ、勇敢に中共に対応してはならない。

 中共はこの事件の張本人なのに、今この事件の救世主になろうとしている。アメリカ人は必ず団結し、中共の真の面目はウイルスの横行を作り出していると言うべきであろう。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/3/403325.html)
 
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