秦皇島市の楊素華さん 懲役4年の実刑判決
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年5月6日】河北省秦皇島市の十数人の警官らは、2020年4月6日に何の呈示もなく、いきなり法輪功学習者・楊素華さんの住宅に押し入り、同行して来た海港区裁判所の人員らは楊さん宅で開廷した。当時、楊さんと1人の息子だけが家におり、息子は警官らに押えつけられて動けないままそこにいた。楊さんは別の部屋に連れて行かれ、そこで審理が行なわれた。

 4月13日、海港裁判所の人員はまた楊さん宅を訪れ、判決書を渡したが、その判決書には、楊さんに懲役4年の実刑判決と罰金2000元(およそ3万円)を科すと書かれていた。

 楊さんは違法なことは全くしておらず、善良な村民である。2016年8月29日、村の市場で法輪功についての真相を伝えていた際に、中国共産党の虚言を信じ込んでいた人に通報され、その後、警官らにより連行された。そして身体検査で不合格のため、拘留所に受け入れを拒否された。そこで、楊さん宅での監視を余儀なくされた。

 2017年旧正月の直前に、現地の派出所の警官は電話で楊さんに「派出所に来て、尋問を受けるように」と知らせてきたが、楊さんに拒否された。旧正月の後、派出所の警官らは楊さんを検察庁に移送し、提出した書類にサインを強要した。楊さんは字が読めないのに、警官らは書類の内容を読み聞かせもしないで、楊さんの名前で代わりにサインした。検察庁の人員らは「我々は中間管理部署であり、警察署が提出してきた書類をそのまま回すしかない」と無責任な事実を明かした。法曹関係部門の人員らは皆、明らかに法律に違反することをしている。

 2017年3月14日、現地の派出所の2人の警官と検察官の2人は、また再び楊さん宅を訪れ、「楊を裁判所に起訴した」と伝えた。

 同年5月10日、派出所の警官2人は再度楊さん宅を訪れ、楊さんを裁判所に連れて行こうと企てたが、楊さんはちょうど不在だった。

 長い間、嫌がらせを受けた楊さんは健康状態に問題が現れ、歩行や会話さえ困難となった。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/4/29/404510.html)
 
関連文章