文/吉林省の大法弟子
【明慧日本2020年5月14日】2014年5月28日に夫が病院に健診を受けに行ったところ、地元の病院で肺がんと診断されました。当時私は地方都市にいる息子の家で孫の面倒を見ており、夫から電話が来た時に、病院の検査で肺がんが発覚したことを知らされました。それを聞いたとき、私は信じられず冗談だと思いました。
夫は昔からほとんど薬を飲んだことがなく、体格の良さを自慢してきたので、私はこの病気にかかったことが信じられませんでした。信じようとしない私に、夫は「本当のことだ。明日は省の病院で更に精密検査をする」と重い口調で言いました。それが本当のことだと思うと、私は心がざわつきはじめました。こんなことがあるのでしょうか。まだ彼は60歳にもなっていないのです。
次の日、夫は息子の家に来ましたが、家族全員が重く沈んだ面持ちでした。ある病院の専門医にレントゲンを見てもらいました。医師は「レントゲンで見る限りでは、おそらく肺がんです。しかし、最終的な診断をするには病理学的な検査が必要です。北京の病院で精密検査をしたほうがいいと思います」と言いました。私たちはすぐに北京にいる親戚に電話で状況を説明し、親戚に病院の手配を頼みました。
2014年6月2日、私たちは飛行機で北京に向かい301病院で入院検査をしたあとすぐに各種検査の結果が出て、小細胞肺がんと診断されました。病院の専門家に病状を聞いたところ「このタイプの患者は進行がとても速いうえに治癒率が低く、病状にもよりますが、良くても余命は1年から1年半ほどでしょう」と言われました。
夫は修煉をしていない常人であり、常人の治療方法による化学療法や放射線治療でとても苦しみ、あらゆる薬や民間療法など様々な方法を試しました。治療を受けている数カ月の間、がん細胞は腎臓やリンパにまで転移し、身体は化学療法によってとても弱り、体重は15キロ減って話す力すらなくなってしまいました。その状態でさらに化学療法や放射線治療を続けても、これ以上彼の身体が持ちこたえられません。
2015年4月、息子がインターネットで広州复大がん病院(广州复大肿瘤医院)には各種のがんを治療できる新技術があることを見つけました。早速、私たちはそこの病院に行くと、病院の主任がレントゲンや検査結果を見て「わざわざ遠方から来ていただいたので、私たちは患者さんに凍結療法や低侵襲治療を行なうこともできますが、小細胞肺がんは完治することはないので、よく考えてから決断してください」と言われました。私たちは相談して藁にもすがる思いで治療を受けることを決め、十数万円ほどかけて腎臓の凍結手術とリンパの低侵襲手術を受けました。
2015年5月2日に家に戻り、夫の姪の結婚式に参列しました。友人や親戚は夫に会うと驚きを隠せない表情で、以前とはまるで別人のようだと感じました。夫の顔は青白くずっとうつむいたままで、もともと80~90㎏ほどあった体重は、1年も経たないうちに15㎏ほど減り、着ている服は身体に合っていません。友人や親戚はとても心配し、ある年配の人は涙を流しました。
2016年2月、夫のがん細胞は頭部にまで転移し、口や目が歪んで全身が痙攣しました。私たちは車で省の208軍隊病院に駆けつけて、ガンマナイフ治療を受けました。
2019年3月、夫はまた耳下腺がんを発症し、省の吉林大学第三病院で手術を受けました。
2019年10月、夫の肺毛細血管に二つの出血斑があって喀血しており、現地の病院では治療できず、医師は長春の病院で治療することを勧めました。当時の彼は危機的状況だったため、息子は長春の医師を現地まで招き手術をしてもらい、手術後はしばらく順調に見えました。
夫は中国共産党(以下、中共)の無神論や文化の影響で、目で見えないものや手で触れられないものを信じず、神を信仰する人は皆無知であるという考えでした。私は何回も彼に真相を伝え、師父の講義や録音、『九評共産党』や明慧ネットの文章を見せましたが、彼は目もくれず悪口を言いました。
この時はすでにガンを患って5年半経ち、彼は「今回は無理かもしれない、顔を洗う力すらなくなった」と言いました。私は「あなたはいろんな薬を飲み、あらゆる治療方法を試し、国内の大病院にも行きました。しかしあなたの身体は日に日に弱くなっており、今の状況であなたを助ける方法は、たった一つしかありません」と言いました。
夫は頭を上げて私を見つめました、私は目に涙を浮かべ「私たちは夫婦で、あなたを守りたい。私は十数年法輪功を修煉して、薬も注射もしたことがなく病気もありません。「真・善・忍」の基準に照らして自分を律し良い人になるように導く法輪功は、高徳な大法です。あなたも心から師父を信じ、大法を信じれば、大法の師父はあなたを助けられるのです。私の言うことを聞いてほしい、後悔しないことを保証します」と言いました。
彼は懇願するような表情で私を見て、「では私はどうすればいいのか? 」と聞きました。私は「中共の党員を脱党しましょう」と言いました。夫は「わかった」と答え、私は「本当にいいのですか? 」と念押しをしました。彼は「本当だ。私は脱党する」と繰り返し言いました。この時、私は感激のあまり涙を流しました、「これであなたは救われるでしょう」と彼の名前を何度も呼びました。
それから、夫はバックの中に常に真相のお守りを持ち歩き、身体も日に日に良くなり、よく食べてよく寝てイライラしなくなりました。体重も100キロまで増え、色白で赤みを帯びた顔立ちで元気いっぱいです。家事も手伝い始め、今までやったことのないような床掃除、モップがけ、食器の後片付けなどをするようになりました。
夫は発症から2020年5月28日(1カ月後の話ですが)になると丁度6年になり、病院の再検査をしましたが全ての結果が正常でした。がん細胞は石灰化していました。これは本当に奇跡です。
ある時、私は夫と一緒に省の吉大病院に再検査をしに行くと、主治医は夫を見て大変驚き、目を大きく見開き、言葉に詰まった様子で「あなたはなぜここにいるのですか? 」と尋ねました。私は再検査に来ましたと伝えると、主治医はようやく理解できたようで、笑いながら私たちを彼のオフィスの椅子に座らせ、主人の肩を叩きながら「あなたはとてもラッキーですね。あなたの家の先代がきっと大徳を積んだに違いありません。知っていますか? あなたと同期の患者さんたちは皆亡くなられたのですよ」と言いました。
夫の命を救ったのは大法の師父であることを家族全員が知っています。一人の煉功により家族全員に利益をもたらし、恩恵を受けられたのです。
師父の御恩に感謝いたします。心から御礼申し上げます。