「講演して法を乱す」ことについて一部の起因の説明と教訓
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年7月6日】日本の大法弟子が書いた『執着しすぎて邪に悟った事例』という文章が6月23日、明慧ネットに掲載されました。私たちは、文章に出てきた邪に悟った大陸の学習者の名前を見て非常に驚きました。この学習者を知っているだけではなく、彼が邪に悟ったことも私たちと関係があるからです。私たちは夫婦で修煉しています(以下、男はA、女はB)。陳に一冊の本を薦めたことによって、彼に法器を探す考えを起こさせました。私たちはすぐにこれが正しくないと気づき、彼に指摘しましたが、厳粛に取り上げず、大法を守ることに責任を負えませんでした。この件について、私たちには逃れられない責任があり、非常に心を痛めています。

 現在、私たちが知っている中国の陳に関する状況を説明したいと思います。日本の大法弟子とさらに多くの学習者に起因をはっきり見極め、早く抜け出し、正しい道に戻ってほしいです。大法の修煉は極めて厳粛で、近道がありません。

 陳XX(男性・30歳前後)は山東省出身です。2008年、大学に在学中、法を得て2010年に大学で逮捕されました。2014年2月、北京で仕事をしている際に、再び逮捕され、4年間の不当な判決を下されました。

 2018年の前半に私たちは陳と一度会い、少し交流したことがあります。彼は拘束される前、現地の協調人だったそうです。釈放されたばかりで、同修の紹介である同修が経営している会社で仕事をしていました。彼は仕事で成果を上げることに焦っていて、修煉についても両親に理解されず、家庭内の関が大きいように見えたので、たくさん学法してください、たくさん学法してくださいと言いました。その後は、ゆっくり交流する機会はなく、悪いうわさも聞きませんでした。

 2019年8月末のある日、彼から私たちの地元を通るので交流をしたいと急に連絡が来ました。断りにくかったので会いに行きました。話を聞くと彼は仕事を変えており、個人的な問題で挫折し、家庭の関も乗り越えていないことがわかりました。学法と煉功状況を尋ねましたが、ちゃんとした答えが得られませんでした。この若者はいろいろあったので、早く落ち着いて真に修煉してほしいと思いました。私たちは法を実証する経験を交流しました。この段階までは慎重に対応できていました。

 話が一段落したとき、突然Aが台湾の同修が出版したエネルギーを測る本(常人向け)を紹介しました。Aはこの本が常人の無神論の観念を破ることができると思っていて、Bも喜んで話し始めました。陳は興味津々で本を借りて行きました。

 10月末、彼は本を返しにやって来ました。この本からたくさんの啓発をもらったと言い、興奮した様子で絶えず話していました。私たちは驚き、彼の変化を信じ難いと感じましたが、好奇心を掻き立てられ、楽しそうに聞いていました。彼は本に書かれた測る方法によって、自分が『誓約』という絵の中の斧を背負っている神だとわかり、斧も自分の法器だと言いいました。また、法器が見つかった後、エネルギーが強くなったと感じたと述べました。「法器を探す」という話はここから出たわけです。

 彼は他の地域の同修にも法器を探していると言い、私たちの法器も探すとか、彼の前世の話など、偉そうな態度で話していました。Aはその話を聞いて怪しいと感じましたが、勢いの強い陳を前にして、抑えられたように、麻痺したように聞くばかりで、陳を止めることができませんでした。Bも変だと感じていて、特に私たちが動物世界の何らかの王だと言われた時、とても不快に感じました。「なぜ動物なのか?」と心の中で不満に思いましたが、不快感を表に出せば度量がないと見られるので、問題を指摘しなかったばかりか、偽ってあなたの考えが活発だと褒めました。今思えば、あの時の考えはすべて私(し)のためで、本当に恥ずかしく思います。

 彼が去った後、私たちはよく考えて、彼がこのように対処するのは正しくないと思いました。翌日、彼に手紙を書いて、はっきりと法器について断り、落ち着いて着実に修煉するように伝えました。同修Cも陳を知っています。この一件を聞いて遺憾に思い、彼に会いたい言ったので、数週後に3人で陳と会う約束をしました。今回は彼にはっきりと「師父が私たちにくださった法輪には計り知れない威力あり、他の法器を探す必要があるのか。着実に修煉してよく自分の一思一念を修めるべきだ」と彼に勧めましたが、誰も法理上から彼が法を乱していることを認識できておらず、厳粛な態度をとれませんでした。彼は真剣に私たちの意見を聞いているように見えましたが、私たちが話し終えると、再び自分の認識を話し続けました。

 その後どうなったのか何も聞きませんでしたが、再び彼の話題を聞いた時、ここまで発展していたとは夢にも思いませんでした。あの時、なぜ厳粛に「自分の心より魔が生じること」を教えなかったのか、情とメンツを気にして、何にもならない形式的な助言しかできなかったことが悔やまれます。

 実際のところ、私たちも陳のことを詳しく知りませんが、彼の経歴から、「留置所から釈放され、現実の矛盾と圧力に直面して、うまく対処できず、法の中で正していないことから逃避したくなり、外力や功能を通して自分の価値を証明しようとしているために邪悪に利用された」と考えられます。

 日本の大法弟子が突然妨害され、これほど大きな影響を受けましたが、しっかり修煉していない数人の大陸の学習者に起因したものだとは想像もつかないと思います。あの邪に悟った話は、簡単に見抜くことができる妄想です。すでに神秘的な話には聞こえないので、簡単に真相が現れます。巻き込まれた日本の大法弟子は、早く目を覚まして抜け出してください。市場を一切与えなければ、邪悪は自ら滅ぶはずです。

 着実に修煉し、着実に修煉し、大法の修煉には近道がありません。
 以上の認識に足りないことがあれば、慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇一六年ニューヨーク法会での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/6/29/408319.html)
 
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