【明慧日本2020年7月9日】(スウェーデン=明慧記者・李暁瑞)公務員を定年退職したアンさん(66)はスウェーデンのヨーテボリに住んでいる。彼女は正真正銘のスウェーデン人だが、中国の漢方に興味を持っている。彼女は東洋医学の医師・王さん(女性)と意気投合して、時々漢方薬を受け取りに診療所を訪れている。
5月のある日、アンさんは再び診療所を訪れ、自分の病状を語った後、悲しくなって突然泣き出した。そして「妹のエヴァは新型コロナウイルスに感染し高熱で病院に入院して治療を受けています……」と話し、泣きながら「もし妹が亡くなったら、私には話し相手がいなくなります」と話した。
アンさん(右)と妹のエヴァさん |
エヴァさん(63)は姉のアンさんと仲の良い姉妹である。2人の家は近距離にあり、行き来が便利で自然と互いに頼っている。最近、エヴァさんは健康上の問題で入院して手術を待っていた。しかし手術を前にしてエヴァさんは感染症に感染したのである。エヴァさんの年齢と健康状態は、生命に危険な部類に属しており、アンさんは非常に心配していた。
話を聞いた王医師は、「泣かないで、一つの治療法を教える、妹さんの治療に手助けできるよ」とアンさんを慰め、アンさんはとても喜んでポケットから紙とペンを取り出した。
王医師は、「書き留める前、この感染症の由来について知っておかなければなりません。人々は中共(中国共産党)の国から来ていることを知っています。中共は故意に事実を隠ぺいしたため、各国の防止対策が遅れ、世界範囲に広がりました。200以上の国で1000万人が感染し、数十万人が死亡しました」と詳しく説明した。アンさんはうなずいて「知っています」と話した。
王医師は続けて話した。「もし、このようであれば、妹さんに『中共悪魔を打倒します!』と念じさせてください」
アンさんは王医師が話した「中共悪魔を打倒します!」という言葉をスウェーデン語で書き留め、真面目に繰り返して念じていた。そして「必ず妹に念じさせます」と話して、嬉しそうに帰っていた。
家に着いたアンさんは直ぐ妹に電話をかけ、その言葉を教え必ず念じるよう念を押した。
数日が経ち、アンさんから喜びに満ちた声で電話がかかり、妹の熱が下がったという。エヴァさんは念じる前に呼吸困難に陥り気管切開を受けたため、麻酔の影響で記憶力も落ち、その言葉を念じることができず、アンさんは妹の代わりに家で繰り返して念じていた。妹の病状が安定してきて、アンさんは再び電話をかけ念じるように教えた。このようにして数日後、エヴァさんの熱が下がり、5月6日に入院したエヴァさんは6月2日、無事に退院することができたのである。
死のふちを彷徨い元気になって帰ってきた妹と再会してアンさんは大いに喜んだ! その後エヴァさんの体はますます良くなった。エヴァさんは、「あの時の私は数歩しか歩けなかったのに、今は階段を登っても疲れません」と話し、「もし私が感染症に感染した人に出会ったら、『中共悪魔を打倒します! 』と念じるように勧めます」とエヴァさんは話した。